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レトロ商店街に「昭和歌謡」

高崎中央銀座

 昭和のレトロな雰囲気を残し、映画のロケ地としても知られる「高崎中央銀座商店街」を歌ったオリジナル曲が登場し、アーケードにBGMとして流れている。街おこしに取り組む店主を紹介した本紙記事を読んだ前橋市広瀬町の作曲家拓野正行さん(60)らが「歌で商店街活性化に一役買いたい」と作った。買い物客からも「明るく楽しい気分になる」などと好評だ。この曲を含む高崎のご当地ソングを収めたCDも16日から販売される。(近内みゆき)

中央銀座商店街の歌を作った(左から)拓野さん、市川さん。ジャケットを担当したのは大崎さん(右)(12日、高崎中央銀座アーケード内で)

 ?そうサ やっぱり 銀座は高崎♪

 空き店舗も目立つ約400メートルのアーケードに先月から、拓野さんの明るく軽快な歌声が響いている。シンセサイザーを使ったマンボ風のリズム。昭和歌謡をほうふつさせる曲調が商店街の雰囲気になじんでいる。

 曲のタイトル「元気です! 中央ぎんざ お帰りなさい 中央銀座」は、通りの両脇に掲げられているのぼり旗から取った。3番まである歌詞にはいずれも、このフレーズが使われている。

 拓野さんは作曲活動の中で、太田焼きそばをPRする「ヤキソバマン」のテーマ曲など、ご当地ソングを提供したこともある。今回は、昨年11月6日の本紙群馬版に掲載された「ひと紀行」に触発された。同商店街の若手店主らが活性化に奮闘する姿を伝えている。

 まもなく、拓野さんは初めて商店街を訪れた。買い物客と店主らが楽しそうに語り合う人情味にあふれた雰囲気に心を打たれ、同商店街連盟の糸井良一理事長(79)に、「商店街の名前を入れた歌を作らせてほしい」と申し出た。

 糸井さんが快諾すると早速、一緒に音楽活動をしている前橋市の作詞家市川たつこさんに作詞を依頼。市川さんは、同商店街に長年住む知人から思い出話を聞いたり、通りを何度も行き来したりして、歌詞のイメージを膨らませた。

 CDのジャケット制作には、商店街で印刷・文具店「オーサキ」を営む大崎哲朗さん(50)が協力。時間や季節ごとに違った表情を見せる商店街の風景など、大崎さんが撮影した写真を載せ、昨年の大みそかに完成した。

 曲を流してから約1か月。同商店街の数少ない「若手」として積極的にイベントを仕掛ける「小泉薬局」の小泉弘文さん(42)は「曲は中央銀座のイメージそのままで親しみやすい。やがては口ずさんでくれる人も出てくるようになれば」と期待を込める。買い物客からの反応もよく、各店では「新たに作ったんですか」「どんな方が歌っているんですか」などと会話も弾んでいるという。

 CDには、遊び心たっぷりの「高崎★パスタマン」など計4曲が入っている。高崎市あら町の赤羽楽器(027・322・4497)で、1枚1000円で販売する。

2010年2月16日  読売新聞)
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