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とうろどう <2>

文豪の資料が客出迎え

 鞆のシンボル・常夜灯近く、鞆港を見渡せる場所にある、文学資料館兼喫茶店「とうろどう」。店の壁には、鞆にゆかりのある井伏鱒二や土屋文明ら文豪の書籍や、人物紹介のパネルなどが飾られ、鞆の歴史に触れながら軽食を味わえる。

 店主の西村幸夫さん(63)が「定年後の生きがいに」と、妻のふるさとの鞆に戻って3年前に開店。江戸時代中ごろに茶室として建てられて以来、八百屋や海苔(のり)屋として利用されてきたが、いつしか空き家になり、廃虚同然だったのを約2年かけて修理。天井以外はすべて、自分で手直ししたという。使わなくなった障子にベニヤ板を張って入り口の戸を作り、資料を展示する壁には、板の上から和紙を張り付けた。

 店の名前は、昔の人が常夜灯を「とうろどう」と呼んでいた、と聞いて命名した。「鞆の歴史を少しでもたくさんの人に知ってもらいたい」と話す西村さん。古いものを大切にする心を伝えたい、と願っている。

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 不定休だが、土日は必ず営業。問い合わせは、とうろどう(090・8066・7009)へ。

2008年8月17日  読売新聞)
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