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鳴海 鼓大 システム・ケイ社長<下> (2006年1月12日)ネット放送に熱い思い
映像配信システム開発 鳴海が経営するシステム・ケイが開発した映像配信システムは、ライブ映像を、ADSL(非対称デジタル加入者線)や光ファイバーなど、高速回線のインターネット回線を通じて利用者に送り届ける。個人でも簡単にネット放送ができるのが特徴だ。 「世界のどこにいてもライブ映像が楽しめるっていいでしょ」と笑い、「カメラはこれからもっと広がる」と自信を見せる。 2年前、鳴海はインターネット・カメラシステムに主軸を移した。そのために大幅な増資を行い、約50人の組織体制も大幅に組み替えた。 インターネット上には、文字や音楽、映像などさまざまなデータが流れる。コンサートのインターネット放送やテレビ番組のネット配信なども普及が進むが「使いやすくすれば、個人が動画を発信する用途も広がるはず」と読んだ。 まだ、世間での認知度は低かった。ネットワークカメラとは何か、従来のカメラとはどう違うのかなど、売り込みでは基本から説明を始めなければならない状況だった。 最初は「危機的状況だった」と鳴海は笑って話すが、銀行が顧客からの遠隔相談システムに採用したり、工場の製造現場の管理、警備などに使われるなど採用は進み、2005年9月決算で、売上高は10億円を超えた。システムの採用企業は400社以上、設置場所も1000か所にまで成長。英国の市場調査会社によると、シェアは世界で7番目という。 「信念を持って行動」 同社に12年勤務するマネジャーの古谷夕貴子(45)は「優等生と不良っぽさの両方があり、熱意を持って、それを持続させている」と、鳴海の奔放さとエネルギーを話す。 将来の目標は何か。鳴海は真剣な表情で答える。 「道内の名だたる企業になること。そして、若い人たちの目標となり、見本となる企業になりたい。北海道が起業に適している地域だと言われるようにもしたい」 成長のカギは「自分の立ち位置を考えること」と鳴海は話す。自分の場所を客観的に把握、判断、そこから何が出来るのかを考えだし、信念を持って行動するというのだ。 インターネットは地域のハンデをやすやすと乗り越える。だからこそ北海道にこだわり、その良さを発信していきたい――。鳴海の熱い思いだ。 (敬称略、吉田典之)
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