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JR札幌駅で1日に売れる駅弁 1200食 (2006年3月17日)ライバルはデパ地下 新商品開発など腐心
現在、札幌駅で駅弁を一手に製造、販売している札幌駅立売商会(札幌市東区)は、駅構内で売店9店と立ち食いそば2店を開いている。札幌駅発の車内販売の弁当も製造しているほか、市内の店舗でも弁当類を販売している。 このうち、駅構内と車内販売の駅弁は二十数種類。売れ行きは大型連休、年末年始や、初夏、雪祭りなど観光シーズンが良く、1月と4月が落ち込む。1日平均にするとざっと1200食、車内販売分は100から200食。
このほか、プロ野球日ハムを応援する「ホームラン弁当」(1000円)、発熱する容器入りの「あったかかきめし」(同)など季節限定品も人気だ。 札幌駅以外にも道内では、駅弁を製造、販売している業者が約10社あり、それぞれ地域の特産を生かした駅弁を売り物にしている。 こうした業者は、札幌同様、車内向けも製造、JR北海道が買い取って販売している。車内販売で、人気ナンバーワンを続けているのが長万部駅で積み込む「かにめし」で、テレビ番組で紹介される機会も多い。 しかし、売り上げは低迷気味だ。JR北海道は、列車利用者減、高速化で列車の乗車時間が減ったことなどを理由に挙げる。駅弁に比べ安価なコンビニ弁当が普及、キヨスクでも安く手軽な弁当類を販売している。さらに「最大のライバルは、値段、内容からデパート地下の総菜店。デパ地下で買った弁当を列車に持ち込む人も少なくない」(札幌駅立売商会)という。 新商品の開発など売り上げ増に腐心している。同商会は、ホテル、レストランの一流シェフ監修の洋風弁当を売り出したことがあるが、長続きしないところを見ると、あまり人気にならなかったらしい。「洋風弁当は冷めたらどうも……」との声も。「四季の駅弁」冬シリーズとして、12月から札幌・ススキノの郷土料理屋の料理長監修による道産ブリを使った和風の「冬の天然寒ぶりご出世弁当」(950円)の販売に乗り出した。 その日売れ残った弁当は廃棄される。スーパーと違って、時間が来たから割引することはない。このため、製造・販売業者やJR北海道は過去のデータ、天候などから売り上げ予測をはじき出すなど苦労の毎日だという。 (柿谷日出男)
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