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「浅井学園」補助金疑惑 <1> 補助金不正受給の疑い (2005年11月13日)

大学工事1億円水増し申請
   一部、理事長宅改修流用?

写真:写真説明
浅井学園大の校舎補修工事の流れ
 北海道で大学、短大などを運営する学校法人「浅井学園」(札幌市中央区、浅井幹夫理事長)が、2001年に行った浅井学園大・短大(江別市)の耐震補修工事を、実際には約4000万円で済ませながら、文部科学省に約1億4000万円かかったように報告し、翌02年、約5700万円の私学補助金を不正に受けていた疑いの強いことが12日、読売新聞の調べで分かった。学園は業者に約1億3300万円を支払ったが、実際の工事代金との差額のうち少なくとも5000万円は、浅井理事長の自宅改修に充てられたとみられる。補助金適正化法に触れる可能性があり、同省は学園側に調査と報告を指示する方針。書面審査が中心の私学補助金の在り方も論議を呼びそうだ。

 この工事は、浅井学園が01年7月に発注した「北海道浅井学園大学・短大部1―4号棟外装補修工事」。校舎外壁の亀裂を補強するなどの目的で施工された。

 学園は総事業費約1億3357万円とし、01年4月、文科省に私立学校施設整備費補助金を申請した。補助金は、総事業費の半額が工事後に交付される制度で、学園は工事後、約1億4029万円かかったと報告。同省は02年4月、約1億1448万円を補助対象と認定し、学園側に約5724万円を交付したが、現地調査などは行わず、書面審査で決定していた。

 工事は札幌市内の建設会社(廃業)に発注され、学園は01年8〜10月、3回に分けて計約1億3300万円を振り込んだ。ところが、関係者の証言などによると、外壁に張る補強材を、同省に提出した計画数量の約4分の1に削るなどしたため、実際には約4000万円で済み、差額分は建設会社にプールされた。

 一方、建設会社は、学園から事業費の振り込みを受けた時期、札幌市中央区の浅井理事長の自宅(現在は学園名義)の改修工事も請け負っていた。同社関係者は読売新聞の取材に対し、「(理事長側から)入金はなく、この金(事業費)を充てた」と認め、少なくとも5000万円が使われた可能性が高いとみられる。

 浅井学園代理人の徳中征之弁護士は、「不正はなく、指摘は事実無根の言いがかり」と否定している。

 同学園は服飾専門学校が前身。大学・短大で約3400人が在学中。

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