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「浅井学園」補助金疑惑 <29>補強材減らした見積書が存在 (2005年12月6日)

業者「浅井学園の指示」

 学校法人「浅井学園」(札幌市)が国費補助事業として行った校舎外壁補修の不正工事を巡り、壁補強材「CFシート」を減らした実際のシート使用予定量を示す、学園あての見積書が存在することが5日、分かった。日付は事業計画書が文部科学省に提出された後の2001年6月で、受注した元請け業者(廃業)の作成。同社関係者は「学園管財課の指示で作った」と証言しており、「業者による手抜き工事」とする学園の主張を真っ向から否定している。

 読売新聞が入手した見積書は、7月の着工を控えた01年6月6日付。「浅井学園校舎外部CFシート貼(は)り付け工事」の表題で、見積額は2199万円とあり、このほかに塗装費のメモ書きがある。

 材料費の項目に記されたCFシートの数量は、710平方メートル。文科省に提出した事業計画書の2681・5平方メートルの約4分の1で、不正を指摘する下請け塗装業者の証言と符合する。

 また、下請け業者が元請け業者に出した別の見積書(日付なし)には、建物別のシート使用量が記されていた。1号棟の使用量は、事業計画書の438・5平方メートルに対し235平方メートル、2号棟は618平方メートルに対し235平方メートル、2棟に分かれる3号棟は970・5平方メートルに対し235平方メートル、4号棟は654・5平方メートルに対し使用予定はゼロ。

 4日の現地調査では、4号棟は壁を19か所調べたが、1か所もシートが確認されておらず、見積もり内容と一致する。

 元請け関係者は「CFシートをこの量しか使わないと学園に伝えるためのもの。学園の管財担当者とも工事前に打ち合わせて、了解を得ていた」と話した。

 学園は「調査委員会で、関係者の聴取や書面の検討が行われている段階で、回答は控える」としている。

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