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「浅井学園」補助金疑惑 <3> 工費水増し疑惑 (2005年11月13日)

補助金で施設、着々

 学校法人「浅井学園」は1939年、浅井幹夫理事長の母淑子氏(故人)が設立した北海ドレスメーカー女学園からスタートした。女性教育に絞って着実に歩んできたが、2代目の浅井理事長就任後は、急速に経営規模を拡大していた。浅井理事長はまた、今春まで文部科学省の委嘱を受けて、短大からの補助金申請を審査する立場にもあった。

 浅井学園は63年に、北海道女子短大を開学、高等教育機関の経営に乗り出した。初代理事長は、淑子氏の夫の猛氏だったが、貿易会社経営を経て、学園理事を務めていた浅井氏が90年に理事長を引き継いだ。経営規模を年々拡大し、97年に4年制の北海道女子大を開学。2000年から共学化した。浅井理事長が大学、短大の学長も兼ねている。

 現在の大学・短大の学生数は約3400人。今年は札幌六大学野球秋季リーグ戦で初優勝するなど、学生の活躍は目覚ましい。

 現在、同法人は浅井学園大と同短期大学部(いずれも江別市)、北海道ドレスメーカー学院(札幌市)を運営している。このほかに江別市内で幼稚園2園、旭川市の旭川調理師専門学校を運営する学校法人「北海道浅井学園」がある。

 大学の開学後、学内施設改修のほか、札幌市中心部に北方圏学術情報センター(通称ポルト)を約18億円で建設するなど、文科省の補助金を導入した施設近代化を盛んに進めてきた。

 浅井理事長は、日本私立短大協会常任理事、短大基準協会理事、北海道・マサチューセッツ協会常任理事などの公職にもある。

 2003年度からは、大学・短大の教育面での優れた取り組みに補助金を出す文科省の「特色ある大学教育支援プログラム(GP)」の審査委員に、短大協会の推薦で就任していた。だが審査要領に反して、他校の申請書類を、学内で副学長らに渡していたことが発覚し、今年度は再任されなかった。

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