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「浅井学園」補助金疑惑 <39>架空工事で経費流用か (2005年12月17日)

2001年570万円

 補助金の不正受給が発覚した学校法人「浅井学園」(札幌市)が、2001年に耐震補修工事を元請けした建設業者(廃業)に対し、同年4、6月、学園内の工事代金名目などで少なくとも20件の架空請求書を出させ、現金約570万円を振り込んでいた疑いのあることが16日、読売新聞の調べで分かった。業者の関係者は「振り込まれた金は浅井幹夫理事長(当時)側に還流させた」と話している。架空請求による学園経費流用の仕組みが浮上した。

 関係者などによると、架空工事の請求額は、1件当たり5万円前後から200万円前後までと幅広く、工事関係者による確認分だけで同年4月に14件、同6月に6件が請求されている。4月の請求内容は「校地外周フェンス修理」(請求金額17万8500円)、「床修理用Pタイル納品」(同4万9350円)など。

 6月には請求額も大きくなり、「校舎屋上防水修理」(同189万円)、「街灯ポール塗装修理」(同29万4000円)など、数十万円以上の金額で学園側に請求書が送られていた。

 こうした請求書について、工事関係者の1人は「学園担当者から請求の内容や時期、金額をすべて詳細に指示された。工事は実際には行っていない。学園の承知なしにこんなことは不可能」と証言。さらに、「入金された金は浅井氏側にバックした。一部は、主に浅井氏の札幌・円山の自宅で、本人に現金で手渡している」と話している。

 学園は、元請け業者に書かせた架空工事の請求書に対し、すべて「浅井学園」名義で現金を振り込んでいる。読売新聞が確認しただけで、4月の架空工事請求代金はすべて20日付で計約100万円に上るが、翌5月7日に2回にわたり計約100万円が業者側の通帳に振り込まれていた。また、6月請求分もすべて20日付で計約473万円に上り、正規に行った工事の請負代金を含め、翌7月5日に約1236万円が業者側の通帳に振り込まれている。

 これに対し、学園側は「調査中なので、回答は差し控える」としている。

 北海道警は、16日に予定していた補助金適正化法違反容疑での関係者からの事情聴取を来週以降に延期した。

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