〈9〉県庁18階の展望ロビー
◆桜島から開聞岳まで一望
桜島や錦江湾をのぞむ県庁舎18階ロビー
行財政改革、産廃処分場問題――県職員が仕事に追われている下の階とは、まるで“別世界”だ。
高さ74メートルの県庁舎(鹿児島市鴨池新町)18階展望ロビーは、桜島を間近にのぞみ、遠くは開聞岳や霧島連山までも見渡せる。穏やかな錦江湾をぼんやりと眺めれば涼しげな気分で、ゆったりとした時間の流れに浸ることができる。
県庁に親しんでもらおうと、年中無休で開放。全面ガラス壁になっており、無料で使える双眼鏡も2台ある。時には桜島噴火の瞬間を目撃できるチャンスもありそうだ。
「東京や福岡ではお金を払わないと高いところに上れないから、ここはタダで上れていいですよ」。いすに座り、久しぶりの再会を果たした友人と談笑しあう市内の主婦(48)は、故郷を見渡せるこの場所を「ぜいたくな空間」と力説した。大型商業施設の相次ぐ出店や人工島・マリンポートかごしまの開港で開発が進む市南部の変容も見ることができる。
利用時間は、開庁日が午前7時から午後9時まで、閉庁日が午前10時から午後9時まで。問い合わせは県財産管理課(099・286・3795)へ。同階の洋食レストラン「ラテラス」(099・286・6100)は毎日営業。午前11時から午後2時半まではランチバイキング(大人1365円)、夏季は午後5時から午後9時まで飲み放題のバイキング(同3990円)を楽しめる。(渡辺直樹)
(2008年8月20日 読売新聞)