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1)高層マンション(上)MM地区で建設ラッシュ
周辺には、建設中のものも含めて五つの高層マンションのモデルルームがある。東京都板橋区から来たという男性会社員(31)は、一日で、このうち三つを回る予定だという。「MMはお店がたくさんあって楽しそう。通勤にも便利なので」と、地図を片手に話す。 ◇ 市都市整備局によると、MM地区には2007〜08年に、7棟計約3300戸の高層マンションが相次いで完成する。これに、周辺の横浜駅東口周辺や神奈川区、中区なども加えると、06〜08年に少なくとも計15棟(約5400戸)の高層マンションが建ち、約1万人の新住民が流れ込むと推定されている。 MM地区で初めての高層マンションは、01年4〜9月に販売された三菱地所などの「M.M.TOWERS」(862戸)。全戸とも即日で完売。同社は、この売れ行きを見て、利用計画がまだ決まっていなかった隣の40街区でのマンション建設(1226戸)を決めた。同社が関係するマンション建設地は、MM周辺で4か所に上る。 不動産調査会社の東京カンテイ(東京都品川区)の井出武・主任研究員は「地下鉄の開業で利便性が高まり、MM地区に注目が集まった。また、TOWERSの成功で、ニーズの高さが証明された」と、建設ラッシュの背景を分析する。 不動産関係者の間では、「MM地区は、最後に残った横浜の一等地。現在の供給水準ならほぼ完売できる」とみられている。MM地区の現在の居住人口は約1600人。計画中のマンション全戸が埋まれば、約8000人に膨れあがり、住宅地化は一気に進む。 ◇ MMを南に臨む旧日本鋼管の浅野ドック跡地(神奈川区)では、JFEグループのJFE都市開発(東京都千代田区)などによるマンション4棟(総戸数926戸)の建設が進む。 浅野ドックは95年に閉鎖。02年に周辺地区と合わせた約7ヘクタールが、都市再生特別措置法に基づく「都市再生緊急整備地域」に指定された。これで、工業専用地域ではありながら、規制緩和で住宅や商業施設の建設が可能になった。同社は、マンション周辺に商業施設やオフィスの建設も計画しており、「新臨海都市」造りを目指す。 また、桜木町駅寄りの中区北仲通北地区(広さ約6ヘクタール)でも、森ビル(東京都港区)と都市再生機構(横浜市中区)などが、マンションを含む複合商業ビルの建設計画を進めている。この地域は、港湾関連施設に用途が限定された市の「臨港地区」だったが、倉庫などが建つ地域を、商業、文化芸術、観光の拠点として再興したいとの市の意向もあって、指定解除された。 かつて生産や物流の拠点だった臨海部は、人の住む街へと急速に変身しようとしている。
◇横浜市臨海部の主な高層マンション(横浜市都市整備局調べ) 棟数 戸数 完成(予定) 〈1〉 3 862 2003年2月―11月 〈2〉 2 1226 2007年1月―12月 〈3〉 1 650 2007年6月 〈4〉 2 555 2007年11月 〈5〉 2 846 2007年12月―08年6月 〈6〉 4 926 2006年9月―08年2月 〈7〉 1 390 2007年2月 〈8〉 1 約300 2008年中 〈9〉 1 約160 2008年中 〈10〉1 385 2007年12月 計 18 約6300
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