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仁淀川町の山あいに、きれいに整えられた茶畑が広がる。その一角の8・5アールが、関東からIターンした栗田桂子さん(32)の畑だ。県内茶の大半は製茶する前の「荒茶」として卸されるが、栗田さんは2005年に栽培を始めてから、すべて煎茶(せんちゃ)などに加工して出荷している。「最初から製茶しか頭になかった。自分で作ったものは、やっぱり自分で味わいたい」からだった。
西日本屈指のサーフィンの名所・東洋町では、12月下旬でも、多くのサーファーが波乗りを楽しんでいる。その頃、海岸の背後に広がる山の斜面では、ポンカンの収穫が最盛期を迎えていた。ポンカンドリンクを作る「甲浦(かんのうら)の果樹仲間」の杉本孝子代表(47)らに交じって、日焼けした若いサーファーが忙しく手を動かす。「ドリンク事業が軌道に乗れば、町と若者が共存共栄できる」。杉本さんはそんな思いを強くしながら、たわわに実ったオレンジ色の玉を、かごの中に入れていった。 (1月7日)[全文へ]
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