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遊びひと工夫<4> 木の玩具広がる興味

ぬくもりを感じられる木のおもちゃで遊ぶ親子連れ(宇治市のキッズいわきぱふで)

 絵本と、ヨーロッパを中心とする木のおもちゃの専門店「キッズいわきぱふ」は、JR宇治駅(宇治市)近くにある。店内に所狭しと並ぶおもちゃと絵本は圧巻だが、大型のおもちゃ量販店で感じるような、にぎにぎしさは見られない。

 こちらの戸惑いを察したのか、店のスタッフが「ライトが点滅したり、アニメのキャラクターが描かれたりしたおもちゃは置いてありません。でも休日には大勢の親子連れが訪れますよ」と説明してくれた。

 同店を経営するのは、岩城敏之さん(55)。父が営んでいたおもちゃ屋の跡を継いで1987年、今の店を構えた。どうして海外のおもちゃなのか。きっかけは、木づちでたたいて杭(くい)を出し入れするフィンランド製のおもちゃ「ハンマートーイ」との出会いだった。「危ないからダメ」と禁止するのでなく、子どもの興味をうまく広げようとするヨーロッパおもちゃの懐の深さに舌を巻いた。

 店では1階の半分のスペースに昔話や趣向を凝らした仕掛け絵本などをびっしりと並べる。もう半分には0〜2歳向けの木のおもちゃを多く置き、2階には積み木やブロック、カードゲームを集める。

 例えば、魚、花、帽子、鉛筆など多様な図柄を1枚に詰め込んで描いたドイツ製のカードおもちゃ。数十枚あるカードは、どのペアを選んでも、必ずどれか一つの図柄で色彩が一致するように作ってあり、誰が一番早くその図柄を見つけ出せるかを競う。子どもたちはゲームを通じて自然と集中力が鍛えられるわけだ。

 岩城さんは「おもちゃを買って子どもに与えたらそれでおしまい、ではない。おもちゃで遊びながら子どもがどのように成長しているのかにも意識を向けてほしい」と話す。

 子どもにとって遊びとは、どういう意味をもつ行為なのだろう。岩城さんは「遊びを通じて、子どもは自分にとって楽しいこと、幸せなことを追い求める体験を学んでいるといえる。子どもがどう育とうとしているのか。それを見通す意味からも大人も、子どもの遊びに関心を持っておいた方がいい」と助言する。

 (おわり、倉岡明菜)

◇キッズいわきぱふ宇治店(宇治市宇治妙楽)の営業は午前10時〜午後6時。月、火曜は休み。店ではワークショップやミニゲームの体験なども開かれる。問い合わせは同店(0774・24・4321)。ホームページ(http://www.kidspuff.com)

■「もっと遊ぼう 子も親も」をテーマに「よみうり子育て応援団@京都」(読売新聞社主催)を21日午後1時〜3時半、中京区東洞院六角下るの京都市男女共同参画センター・ウィングス京都で開きます。パネリストとして、女優の三田寛子さんや笠間浩幸・同志社女子大教授、岩城さんらが参加。司会をタレントの大東めぐみさんが務めます。

 参加無料。住所、氏名、年齢、職業、参加人数(大人と子どもの人数)、電話番号を書いて、事務局にファクス(06・6881・7229)か、メール(oendan@yomiuri.com)で。当日、直接、会場に来ていただいても構いません。一時保育は定員に達していますが、会場にお子様連れでも入れます。問い合わせは事務局(電話 06・6881・7228)へ。

2011年5月20日  読売新聞)
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