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マリーナ・カポス《059,ロニー,2002》2002年クールで面白い形状日々めまぐるしく変化する社会、アートもまた同様である。だが、変貌(へんぼう)を続けるアートとリアルタイムに接する機会はあまりない。国や地方の財政が厳しさを増す昨今、美術館が常に新しい作品を収蔵し、公開することは極めて困難だ。美術館のみならず、コレクションを有する企業も同様だろう。そのような中、株式会社ミスミは一貫して作品収集を続けてきた。 本展では、現在活躍目ざましい、マリーナ・カポス、ディビッド・ラシャペル、エドゥアルド・サラビアなどの作品も展示される。カポスが双子の妹ロニーを描いた作品には、厚紙をカッターナイフで切り抜き、絵具を塗りわけるステンシルという技法が使われており、そのクールな表現と共に吹き出しのような画面の形状も楽しむことができる。 常に創造を続けるアートの世界、その変遷をたどりつつ、最前線に触れることができるのも本展の大きな魅力である。(県信濃美術館学芸員 石井絵美) (おわり) (2009年11月12日 読売新聞)
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