「校舎は新しい財産」 滋賀の豊郷小で知事講演(2月16日)
保存派住民に招かれ急きょ訪問
解体か保存かで注目を集めている滋賀県豊郷町の豊郷小校舎問題について、田中知事が十五日、同小を訪れ、「校舎は新しい財産になる」などと講演した。
十四日に豊郷町の住民団体「豊郷小の歴史と未来を考える会」の本田清春代表が県庁を訪問し、校舎保存活用運動への支援を求めたもので、大野和三郎町長の解職の是非を問う住民投票のリコール派「豊郷一新の会」(伊藤寛代表)との共催で開かれた。
同小グラウンドには町内や近隣市町のほか、京都府や兵庫県など県外からも約五百人の聴衆が集合。知事が「脱ダム宣言」など公共事業削減の実例を挙げながら、「校舎建て替えをみんなが望んでいるかどうかわからない時に、大借金をして新校舎を建てるより、現校舎を耐震補強して子どもの命を守り、あるものを大事に使うことで校舎は新しい財産になる」と話すと、大きな拍手がわいた。
さらに「全国の人が住民投票に注目している」と強調、「校舎をガラス張りの芸術品として残すのか、それとも使い続けて人とともにある芸術品として後生に残すのか、皆さん自身が決めることです」と訴えた。