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たらい回ししません お尋ねコンシェルジュ、県庁で業務開始(6月3日)

 県庁を訪れた県民の相談や要望を聞いて、関係部局・課などに案内する「お尋ねコンシェルジュ」が、2日から始まった。複数の部局などにまたがる要望などがたらい回しにならないよう、県民が納得できる対応を行うのが狙い。田中知事自身が発案したユニークな試みだが、果たして県民の評判は――?

 コンシェルジュとは、ホテルなどの接客係や案内係を意味するフランス語。県民の要望などに対し、縦割りでなく部局横断的なきめ細かい対応が必要だとして、知事が昨年九月の出直し知事選で公約に掲げて、実現した。県庁一階のロビーに設けられたデスクのほか、ロビー内三か所に常駐する。

 担当するのは、庁内公募制度に基づいて応募し、知事らの面接を経て選ばれた男性職員四人。接客の仕方を学ぶため、四月中旬から一か月間にわたり、東京のホテルで研修を受けた。

 初日のこの日、田中知事は一人ずつに名札をかけ、「県民の目線に立ち、お客様(県民)がお帰りになるまで要望をフォローする“フロント”の役割として、業務にあたって頂きたい」と激励。自らも、来庁者に向かって「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」などとあいさつした。

 県経営戦略局によると、初日の利用件数は、庁舎案内が十二件、相談が六件、苦情が二件だった。企業の経営者から「新規営業の相談はどこにすればよいのか」などの相談を受け、担当部局に案内したという。

 そのほか、「コンシェルジュって何ですか?」という質問を受けたほか、担当職員は業務時間中はロビー内に立ち続けていることから、来庁者からは「大変ですね」などと、ねぎらう声もあったという。

 コンシェルジュの一人、中島成樹さん(42)は「笑顔の接客を心がけています。気軽に声をかけてほしい」と話していた。

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