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<19>ツルヤ 掛川興太郎社長(05・11・15)食品スーパー業界最前線 無駄省き商品値段安く
――食品スーパーの競争はどう変わってきたか。 昔の競争は、店舗や売上高の大きさを競う「レース型」だった。今は「恋愛型」で、「あの店が好き」と思っていただけるファンをいかに増やすかが問われている。そのために商品の品質、価格、接客態度などを高めなくてはいけない。高齢化で今後、需要は増えないという事情もある。 ――新規出店計画は。 塩尻市に、来年中に1店舗出店する。松本市には既に2店舗あり、物流の効率化のため検討していた。ただ、ゆっくり少しずつ成長できればいいと考えており、急速な成長は望んでいない。 ――景気の現状をどう見ているか。 景気が多少良くなってきた印象はある。少々高くても質のいいものが売れる一方、安さを追求したものも売れ、消費者の「二極化」が進んでいる特徴もある。工夫や努力次第でお客さんに支持される。 ――家庭における「食」に関心を寄せているそうだが。 家庭で食卓を囲む機会が減っているのではないかと、心配している。食材を販売する立場からも、家庭で料理しなくなるのは困る。利益は考えず、近い将来、親子料理教室を開催したいと考えている。 ――今後の課題は。 廃棄量が生鮮食品を中心に年間で数億円相当にのぼる。品ぞろえ、発注、陳列方法などを工夫すれば抑えることができるはずで、従業員を訓練していきたい。無駄を省けば商品の値段を安く抑えられるし、何よりも私自身、「もったいない」と感じている。小さいころ、食べ物を残したら怒られたものだ。 ◇ 【社長の略歴】小諸市生まれ。上田高卒、明治大商学部商学科卒。1965年にツルヤ入社、85年に社長就任。掛川誠司会長は父、健三副社長は弟。 【会社概要】1950年、鮮魚店として設立。60年、食品スーパーに業態を変更。現在、東信地方に17店舗、北信地方に5店舗、中信地方に2店舗を展開。05年6月期は売上高386億7000万円、経常利益13億2000万円。
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