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国の立場 懇談会で柔軟に検討<7>大橋川の治水を目指す国の改修事業では、住民側から「松江らしさがなくなってしまう」「国は私たちの意見を聞いてくれない」と批判の声が根強い。国はどのように住民と話し合い、どんな町を作ろうとしているのか。国土交通省の担当者に話を聞いた。 ―大橋川上流部の拡幅に反対する声は多い 現計画は可能な限り地域社会や環境への影響を小さくしている。川の上・中・下流の社会的影響のバランスを考えると上流部の拡幅は必要。松江市城東地区の治水対策協議会から、宍道湖から直接日本海に水を抜く代替案の提出を受け、詳細に検討したが、施設管理や事業費でも現計画が優れている。 ―ダムと放水路の効果を見極めてから改修を検討できないのか 斐伊川と神戸川の治水計画は上・中・下流で治水機能を分担することで松江市議会や流域の同意を得た。ダムと放水路、改修とで効果的な対策になり、150年に一度の大雨が降っても宍道湖の水位を海面からの標高2・5メートルまで下げられる。2点だけでは不十分。 ―国は一方的と住民から批判が出ているが 現計画を前提にまちづくりの議論をしていたので、どうしても平行線のままだった。今後は識者による大橋川改修技術検討懇談会で、今のやり方や整備の進め方も含め、柔軟に検討することを考えている。城東地区にも同じテーブルについて議論していただきたい。 ―住民との合意形成をどう図るのか 治水安全度は下げられないので宍道湖の計画高水位(標高2・5メートル)は変更できないが、これより上の堤防の形状や護岸の材質は工夫できる。堤防も一気に完成させるのは難しく、どの地区からやれば効果的か、高さはどこまで許容できるかを懇談会で検討したい。 ―シジミ漁への影響を漁業者と協議する場は 今年度の早い時期に有識者、漁協、関係行政機関による話し合いの場を設け、補償が必要かどうかも含めて意見を聴く。現時点では非公開でと考えている。 (2008年4月7日 読売新聞)
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