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目を疑うような光景だった。昨年4月17日、土木学会四国支部の第2次調査団長として、東日本大震災の被災地に入った中野晋・徳島大教授(56)は衝撃を受けた。「現実なのか。これほどの高さの津波が日本を襲うとは」。宮城県石巻市から同県女川町に入る小高い峠の道路脇で海抜5メートルはあった。さらに落石防止工事を施された山肌を見上げると、高さ13メートルの位置に、魚を運ぶケースの一部と思われる発泡スチロールのかけらが何かに押しつぶされたように点々と、横一線にへばりついていた。「もしこれを徳島で見ることになったら……」。背筋が寒くなった。
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