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連載:海ノ向コウから――ウラジオストク
活況呈するロシア向け中古車貿易

白の船体に青いストライプが美しいロシア客船「ルーシ」

◆客船「ルーシ」

 ルーシ(1万2798トン)は95年、ロシア側のチャーター便(不定期航路)として、ウラジオストク―伏木間に就航。昨年7―10月に初めて定期旅客便として運航。ほぼ毎週1往復。今年も同様の予定。乗客定員は380人で運賃は片道210―740ドル(食費込み)。問い合わせは、FKKエアーサービス(0766・22・2212)へ。

◆ウラジオとの交通

 一昨年まで夏場の定期客船として伏木港を往復していたアントニーナ・ネジダーノワ(4254トン)は、ルーシ就航後、チャーター便として週1往復。富山港には週1回、オリガ・サドフスカヤ(4250トン)がチャーター便として入港。空の便は、ウラジオストク航空が週2便を運航。

◆貨物航路

 伏木富山港(伏木、富山新、富山の3港)には昨年、チャーター客船を含め延べ約600隻のロシア船が入港。木材やチップ、アルミ地金などを陸揚げし、中古車を持ち帰るのが一般的。ウラジオのほか、ナホトカやサハリン、カムチャツカなどの船も入る。

 ロシアから伏木富山港への輸入は、昨年1―10月で240億円、輸出は同36億円で、大幅な輸入超過。

 ちなみにソ連崩壊前の90年の輸出は340億円で、輸入額を上回っていた。

◆中古車貿易

 85年ごろ、ソ連の幹部船員に日本車持ち帰りが認められ、89年ごろには対ソ向け中古車店が県内に出現。当時の輸出は年間1600台程度だった。

 輸出が伸び始めたのはソ連崩壊後の95年。5万円以上の物品持ち出しに、旧通産省の承認を必要とした規制が緩和され、価格にかかわらず1人3点(3台)まで携行品として持ち出せるようになったためだ。

 ここ数年はロシア経済の回復とともにさらに増加。昨年の輸出は11月までに過去最多の5万5700台に達し、北海道・小樽や新潟をも上回る対ロ中古車輸出の拠点となっている。


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