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故郷と“彼”忘れられず?本州飛来のトキ、佐渡に里帰り

雄(手前)と餌をついばむ、佐渡へ戻ったトキの雌(奥)(31日、新潟県佐渡市内で)=環境省提供

 環境省と新潟県は31日、昨年9月に同県・佐渡島で放鳥されたトキで、本州へ飛来していた雌1羽が島へ戻り、雄と行動を共にしていると発表した。

 生存が確認されている8羽は、雄4羽が島にとどまり、雌4羽がいずれも本州へ渡っていた。初の帰島で、絶望視されていた今春の繁殖に望みが生まれた。

 環境省佐渡自然保護官事務所などによると、31日昼、雌が佐渡市の水田で雄と餌を探しているのを観察員が確認した。このペアは、1月上旬から3月上旬まで佐渡市で共に行動していたが、雌が3月10日に本州の新潟県村上市に渡り、31日朝も海を隔てて約80キロ離れた新潟市北区にいた。

 同事務所の岩浅有記・自然保護官は「雌が佐渡の地形と相手の雄を覚えていたのではないか。今後の繁殖に期待したい」と話している。

2009年3月31日20時08分  読売新聞)
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