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利根川に大量のサケ…震災で捕獲されないせい?

 独立行政法人・水資源機構が利根川の利根大堰(埼玉県行田市)で行っているサケの遡上(そじょう)調査で、遡上数が1983年の観測開始以来最高の計1万5062匹(21日現在)となり、初めて1万匹を超えた。

 遡上数はここ10年で増加傾向をたどっており、特に今年は、これまでの最高だった2009年の9463匹から1・6倍の大幅増となった。同機構利根導水総合事業所は、「東日本大震災で東北地方の漁業が大打撃を受け、サケが途中であまり捕獲されずに利根川を遡上したためではないか」と見ており、「手放しで喜べる原因ではない」としている。

 同機構は毎年10月1日から12月25日まで、利根大堰の魚道を通過するサケを数えている。今年は1日の遡上数も、11月12日に過去最高の906匹を記録。一昨年と比べると、11月中旬以降の増加ぶりが目立っているという。

 83年に21匹しかなかった遡上数は、同機構が95〜97年にサケが上りやすいよう魚道改修を行ったことや、近隣住民らが稚魚を放流したことなどから次第に増加。2002年からは1000匹を超えるようになり、一昨年と昨年は1万匹に迫る勢いをみせていた。

2011年12月23日15時42分  読売新聞)

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