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    「保護主義に対抗」声明に入れず…G20閉幕

     【バーデンバーデン(ドイツ)=栗原健、井口馨】ドイツで開かれていた主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は18日、共同声明を採択して閉幕した。

     声明には、G20がこれまで認識を共有してきた「保護主義に対抗する」との文言が盛り込まれなかった。1月に発足したトランプ米政権が文言の削除を求めていたとされ、自由貿易の堅持で協調してきたG20の結束に綻びが出た格好だ。

     声明では、世界経済について「回復は進んでいるが、そのペースは弱く、下振れリスクが残っている」との認識で合意した。貿易政策に関しては「経済への貢献を強化する」との表現にとどまり、自由貿易を示す言葉も削られた。

     今回のG20は、通商政策や為替政策で「米国の利益を損なっている」と主張するトランプ政権の出方が注目されていた。声明には、各国・地域が連携して取り組むべき気候変動に関する言及もなく、地球温暖化対策などに反対するトランプ政権の影響が色濃く反映された。

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    2017年03月19日 00時28分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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