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    ホームドアわずか12駅の埼玉、設置急ぐ動きも

    • 駅に設置されたホームドア(11日、JR浦和駅で)
      駅に設置されたホームドア(11日、JR浦和駅で)

     埼玉県のJR蕨駅で昨年1月14日、視覚障害者の男性がホームから転落し、電車にはねられて死亡した事故からまもなく1年となる。

     事故を受け、JR東日本はホームドアの設置計画を前倒しし、昨秋に京浜東北線の2駅に新たに設置。同線の他の4駅でも工事を進め、2019年末までに完成する予定だ。蕨駅は19年度末までに整備する。

     東武鉄道はすでに和光市駅に設置しているが、3月に川越駅に設置するなど、20年度までに新たに5駅に整備する。21年度以降も8駅で整備予定だ。西武鉄道も昨年2月、20年度をめどに所沢駅で整備すると発表した。県も今年度、ホームドア設置の補助制度を創設し、約1億円の予算を計上した。

     だが、県交通政策課によると、県内235駅のうち、ホームドアが設置されている駅は12駅しかない。ホームドアの設置には数億円~十数億円の費用がかかり、すぐには進まないのが現状だ。そこで県は鉄道各社と協力し、事故防止に有効な周囲の声かけを促進しようと取り組んでいる。昨年は蕨、川口駅など県内5駅でサポートの講習会を実施した。

     講習会では視覚障害者への声のかけ方や、危険な場面などを視覚障害者などに説明してもらい、駅のホームで介助の仕方などを体験。129人が参加したという。県は来年度以降も講習会を続けていく方針だ。

    2018年01月12日 12時51分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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