よみうり入試必勝講座 WITH代々木ゼミナール




2010年2月号
2010年大学入試の出願動向
「不況」なのに(だからこそ?)国公立・私立ともに志願者は増加

地方私大も「元気大学」は人気上昇

他地区の私大の志願者数
他地区の私大の志願者数
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 首都圏・関西圏以外の地区は北海道を除いて志願者が増加しています。もちろんすでに述べましたように現段階ではまだ志願状況判明校数が少ないのですが、主要な大学(志願者数も多い)は分かっていますので、最終的な状況とさほどのズレはないでしょう。
 各地区の主要大学(ローカルブランド大学)もほとんどが志願者増の状況です。地元に残ろうとする傾向が強まっていると見られます。愛知県の大学は現在判明している19大学のうち減少したのは5大学のみです。中京地区受験生が外よりは内へという志望になっていることが、今までこの地域から多くの志願者を集めていた関西地区大規模大学の志願者減少の一因となっているのかもしれません。
 ところで志願者の増加数の多い大学はすでに表で示しましたが、増加の「率」で見ると最も高い伸び率となっているのは名桜大学です。基地移転で話題になっている沖縄県名護市にあるこの大学は名護市と周辺自治体による第3セクター方式の私立大学で1994年に開学しました。しかし最近は定員が充足できないため、さまざまな改革が試みられててきましたが、この4月から公立大学となることになりました。公立移行は昨年に高知工科大学の例があり、入学志願者がそれまでの10倍集まったので話題になりました。今回の名桜大はそれほどではないのですが、それでもI期試験だけですでに昨年の3倍の志願者が集まっています。今回の入学者は、私立大学としての学費をいったん納入し、4月以降に公立大学としての学費との差額が返金されるそうです。この措置も昨年の高知工科大学と同じです。
 公立大学に移行する大学がもうひとつあります。浜松市にある静岡文化芸術大学です。こちらは今までも多くの受験生を集めてきましたが、そのひとつの理由は設立当初(2000年)から授業料が公立大学並みに設定されてきたことです。従って今回公立大学となっても授業料の改定はないようですが、それでも「公立大学」ということが受験生にとっては大きな魅力になっているのか、この大学も対前年で748人(33%)の志願者増となっています。
 これらのような特殊な事情がなくとも、地方の小規模私立大学でも志願者を増やしているところがあります。「地元密着型」大学とでも言いますか、地元の受験生や保護者のニーズに応えているから志願者が集まるのでしょう。具体的にはどこの大学かは、冒頭で述べました代々木ゼミナールのHPで探してください。そこに掲載されているということは、この段階で出願状況を公表しているということです。当たり前のことのようですが、これは地方小規模私大の中では少数派です。つまり現段階で公表しているというそのこと自体が、とても意味があることなのです。
2010年大学入試の出願動向
「不況」なのに(だからこそ?)国公立・私立ともに志願者は増加
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