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    出直し市長選への出馬、市民や市議から疑問の声

    • 記者会見する信貴市長(岸和田市で)=尾崎孝撮影
      記者会見する信貴市長(岸和田市で)=尾崎孝撮影

     「政治とカネ」の問題によって、21日に市議会議長に辞職願を提出した大阪府岸和田市の信貴芳則市長(56)。

     再選から約1か月で辞職に追い込まれ、市政に混乱をもたらす一方、出直し市長選への意欲を示したことに、市民や市議からは疑問や戸惑いの声も上がった。

     信貴氏はこの日午前、雪本清浩議長に26日付での辞職願を提出後、市役所内で記者会見に臨んだ。約30人の記者に頭を下げて着席した信貴氏は、記者から質問を求めようとした市職員を制して、コメントを読み上げた。

     その中で、自民党の推薦獲得のために200万円を党関係者に渡した問題について、「軽率だった。襟を正していきたい」と、神妙な面持ちで陳謝。一方、出直し市長選への出馬の意向を示し、現金提供問題については「選挙戦の中で説明を尽くしたい」と述べた。

     信貴氏の辞職と再選出馬の意向表明について、市議の一人は「市民への説明責任を十分に果たさないままの辞職は理解できない」と首をかしげた。また、反甫旭市議(自民クラブ)は「辞職は本人の判断なので尊重する」としながらも、「市長は出直し選で『市政の停滞を解消したい』と言うが、不十分な説明に終始した本人が当選した場合、それが実現されるのか」と、再出馬に疑問を呈した。

     過去2度の市長選で、いずれも信貴氏に投票したという派遣社員の男性(55)は「裏切られた思いで、もう市政を任せられない。でも、ほかに有力な候補がおらずにまた当選したら、この問題を引きずり続けるだろう」と市政の先行きに不安を抱いていた。

     一方、会社員の男性(62)は「市のイメージを傷付けたのは良くないが、けじめをつけ、市民の審判を仰ぐのは一つの選択肢だ」と市長の決断に一定の理解を示した。

    2017年12月22日 14時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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