市議選まれに見る激戦、関心呼んだ理由は…
29日告示、2月5日投開票の茨城県守谷市議選は、定数20を大幅に上回る34人が立候補の準備を進めており、まれに見る激戦となる見通しだ。
「茨城都民」と言われる新住民が多い土地柄でしがらみが少ないうえ、東日本大震災や福島第一原発事故をきっかけに、市民の政治への参加意欲が高まったのも一因になっているようで、市選挙管理委員会は「有権者の選択肢が増え、歓迎すべきこと」としている。
34人が立候補した場合、市制移行前の守谷町議会の定数が22から20に削減された1984年の町議選以来、最多となる。これまでの最多立候補者数は88、92年の24人だった。特に新人は16人と前回の8人から倍増する見込みで、このうち女性は2人。
立候補を予定している新人の経歴をみると、高校教諭、産業技術総合研究所職員、1級建築士、元プロボクサーなど様々。市は2005年8月につくばエクスプレス(TX)守谷駅が開業したこともあって新住民が増えており、市選管は「立候補予定者の中には新しく守谷市に移ってきた人も目立つ」としている。
震災を機に、市政への関心を強めた人も多い。市は県内でも放射線量が比較的高く、ある新人男性は「震災と原発事故に触発され、防災を含めた政策決定の場に参加したいと思うようになった」と立候補を決めた動機を語る。別の新人男性も「自分が持つ通信技術を市の防災対策に役立てたい」と話す。道路整備など生活環境の改善を求める市民運動をしてきたが実現せず、「自ら議会を動かすしかない」と立候補に踏み切る新人男性もいる。
こうした新人の立候補の動きに、現職男性の一人は「我々も、うかうかしていられない。有権者の厳しい審判をこれまで以上に意識して議会活動に臨まなければ」と気を引き締める。一方で、ある県議は「昨年5月にみんなの党が新人3人を公認したのを機に立候補を表明する新人が増えた。今年12月に任期満了を迎える市長選や、今後の国政の動きをにらんだ前哨戦になるかもしれない」と話した。
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