「つぶやき」公示後禁止、ぼやく新人「便利なのに」
24日に公示される参院選で、宮城選挙区(改選数2)の立候補予定者が、インターネットの「ブログ」や簡易投稿サイト「ツイッター」を使ったアピールにも力を入れている。
ただ、ネットの選挙運動は解禁されず、公示後はホームページなどの更新もできない。知名度の低い新人らは「手軽に発信できて便利なツールなのに」と残念そうだ。
「昨日満タンに入れたガソリンが今日はもう空っぽ。明日もがんばろー!」「今日は暑かったなあ。脱水症状になるところだった」
自民党新人の熊谷大氏(35)は連日、街頭演説の様子などを自身のサイトに携帯電話やパソコンで書き込む。140字以内の「つぶやき」を発信できるツイッターは公認が決まる直前の昨年12月から始めた。現在のフォロワー(閲覧者)は387人。「地盤も看板もないけど、ネットでは新人でも人となりを知ってもらえる」と手応えを語る。
新人の多くは、日々の活動を伝える大事な手段としてツイッターを活用。3月から始めた民主党の伊藤弘美氏(36)は車の中から撮影した景色の映像などを紹介。みんなの党の菊地文博氏(50)、幸福実現党の村上善昭氏(37)も使う。無所属現職の市川一朗氏(73)は、政策秘書がつぶやきを“代筆”。大半は街頭演説の予定などで、本人も内容を毎回確認している。
一方、民主党現職の桜井充氏(54)と共産党新人の加藤幹夫氏(46)はブログ派。ブログを週1回更新する桜井氏は、同じ内容のメールマガジンも配信、多い時は30通の返事が届く。加藤氏は、普天間基地問題や雇用対策を訴える動画を、動画サイト「ユーチューブ」に公開する。
8人のうち唯一、ツイッターもブログも使わない社民党新人の菅野哲雄氏(61)は「ネットを使いこなせない古い人間だが、有権者に直接会う方が多くのことを訴えられる」と主張している。
与野党は、公示後のネット上の選挙運動を解禁する公職選挙法改正案を先の国会に提出し、参院選から適用することで合意したが、国会運営の都合で見送られた。立候補予定者からは「直接会える人以外にも選挙遊説の様子や政策を伝えたかった」(加藤氏)と不満の声も多い。
ただ、ツイッターでは「なりすまし」被害も起き、菅首相の偽者が登場したが、桜井氏も4月、同様の被害を受け、略歴などが転載されたという。
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