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参院選2004

民主が大幅躍進、自民は改選議席の50割る

 第20回参院選は11日、全国一斉に投票が行われ、即日開票の結果、各党の新たな議席数が確定した。自民党は、これまで強みを発揮していた1人区で敗れるケースが相次ぎ、改選議席の50を割る49にとどまった。

 公明党は堅調で、与党は合わせて60議席となり、非改選と合わせて「絶対安定多数」を維持した。民主党は都市部を中心に順調に得票を重ね、改選議席(38)を大きく超えて、自民党を上回る50議席を獲得した。昨年の衆院選に続いて参院でも自民、民主両党による2大政党化が進んだ。共産党は大きく議席を減らした。小泉首相は11日夜、続投する意向を表明した。首相は9月に内閣改造と自民党役員人事を行う方針だ。

 自民党が苦戦したのは、先の国会で成立した年金改革関連法に対する有権者の不満が高まり、自民党に強い逆風となったためだ。また、年金改革やイラク多国籍軍への自衛隊参加をめぐる首相の説明不足への批判が強かったことも原因とみられる。

 自民党は選挙戦の最終盤に、支持組織の引き締めや、接戦の選挙区での公明党への支援要請などにより巻き返しを図ったが、逆風を止めることはできなかった。

 民主党は、共産党の議席減分を吸収するなど、政権への批判票の受け皿となった。民主党は、政権交代を目指し、早期の衆院解散を求めることになる。

 今回の改選定数は選挙区選73、比例選48の計121。

 このうち選挙区選は、27ある1人区の多くで、自民、民主両党の公認、推薦候補が激しく競り合う構図となった。

 自民党は、島根で青木参院幹事長が当選を果たしたほか、鳥取、和歌山などで議席を獲得した。減員区となった熊本、鹿児島でも民主党との戦いを制した。

 一方、民主党は、青森、岩手、滋賀、大分などで議席を獲得した。減員区となった岡山でも自民党との戦いに競り勝った。前回の2001年参院選では、1人区で公認候補が1人も当選しなかった。今回、1人区で善戦したことが、民主党の躍進につながった。

 20ある改選定数2―4の複数区では、自民党は原則、各選挙区の候補を1人に絞ったこともあり、すべての選挙区で1議席ずつ獲得した。

 民主党も公認、推薦候補を含め、すべての選挙区で議席を確保した。このうち、神奈川、東京、愛知では2議席獲得した。

 公明党は埼玉、東京、大阪の3選挙区に公認候補を擁立し、全員が当選を果たした。

 共産党は沖縄を除く46選挙区に候補を擁立した。社民党も東京など10選挙区に候補を立てた。しかし、両党とも議席を獲得できなかった。

 比例選は、自民党が15議席を確保。竹中経済財政・金融相が当選を果たした。

 民主党は19議席を確保し、前回の8議席を上回った。

 公明党は8議席を確保した。

 共産党は4議席を確保。社民党は2議席獲得し、福島党首が当選した。

(2004年7月12日03:44  読売新聞  無断転載禁止)

開票状況
選挙区 (数字は改選数)
北海道 青森
岩手 宮城
秋田 山形
福島 茨城
栃木 群馬
埼玉 千葉
東京 神奈川
新潟 富山
石川 福井
山梨 長野
岐阜 静岡
愛知 三重
滋賀 京都
大阪 兵庫
奈良 和歌山
鳥取 島根
岡山 広島
山口 徳島
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佐賀 長崎
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宮崎 鹿児島
沖縄  

比例代表
みどり 自民
女性 社民
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民主 共産

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