自民の衛藤晟一氏決起大会、公明に遠慮し本人不在
参院比例選に自民党から立候補する衛藤晟一・前衆院議員の決起大会が27日、福岡市内のホテルで本人不在のまま開かれた。
党執行部が公明党との選挙協力への悪影響を懸念し、衛藤氏に出席しないよう求めたためだ。自民党内からは「そこまで公明党にへりくだるのか」と執行部批判も出ている。
この日の大会は5月から予定されていたが、前日の26日になって、自民党幹部から衛藤氏に対し、「公明党が『衛藤氏が福岡の決起大会に出るなら、九州の全選挙区で自民党候補への推薦を見合わせる』と言ってきている」と伝えてきたという。
大会では、支援団体幹部がこうした経緯を紹介し、「公明党は(大会)中止を求めてきたが、九州すべてを動かす熱意を持っていこう」と衛藤氏の支持拡大を訴えた。
自民、公明両党は「選挙区で公明党が自民党候補を支援する見返りに、比例選では自民党が公明党候補への投票を支援者の一部に呼びかける」という選挙協力を進めている。公明党の北側幹事長は27日の記者会見で関与を否定したが、公明党内には「九州ブロックの司令塔である福岡でパーティーをやるなんて考えられない」(幹部)と反発する声が相次いでいた。
衛藤氏は郵政民営化に反対して離党したが、安倍首相の強い意向で今年3月に復党し、参院比例選に公認された。その際、党執行部から、大分県外に住所を移し、県内で選挙活動しないよう要求された。福岡市に住民票を移したが、「大分に近すぎる」と東京へ再転居させられた。
(2007年6月27日22時53分 読売新聞)