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元ペルー大統領フジモリ氏、参院選出馬を表明

 【サンティアゴ=中島慎一郎】南米チリで自宅軟禁下にあるフジモリ元ペルー大統領(68)は27日夜(日本時間28日朝)、本紙に対し、国民新党の公認候補として参院選に出馬することを表明した。外国の元国家元首が、本人不在のまま日本の国政選挙に出馬する初のケースとなり、内外に波紋を広げそうだ。

 フジモリ氏は、出馬を決めた理由について「国民新党に大統領時代のテロ対策や、貧困対策の実績を高く評価してもらった。日本のためにもこうした経験を生かしたい」などと日本語で説明した。

 また、北朝鮮の拉致問題や地方経済の活性化に取り組む意欲を示した。

 フジモリ氏は、日本とペルー両国の国籍を持ち、チリ滞在のままでも法的には立候補は可能だ。

 しかしフジモリ氏は、大統領在任中の人権侵害などの容疑でペルー司法当局に訴追され、チリ最高裁もペルーへの身柄引き渡しの是非を審理中のため、仮に当選しても日本で議員活動ができるかは不透明だ。

 最高裁の法律顧問は先に、フジモリ氏の身柄引き渡しを勧告。最高裁の判断は数週間以内に下される見通しだ。

 最高裁のアルバレス判事は27日、フジモリ氏の参院選出馬について、「国際法を調べる必要がある」と述べるにとどまった。

 一方、在サンティアゴ日本大使館は、「チリ司法当局の動向を見守る立場に変わりはない」としている。

2007年6月28日12時1分  読売新聞)
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