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首相「実績問う」、小沢氏「逆転を」…参院選で党首討論

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党首討論で、民主党の小沢代表の発言に耳を傾ける安倍首相

 安倍首相と民主党の小沢代表は1日、都内のホテルで、学者や経済人らでつくる「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)が主催する党首討論に出席した。参院選の位置付けについて、首相は、経済成長や教育再生などの実績を問う考えを強調。小沢氏は参院の与野党逆転を実現し、政権交代可能な2大政党制を定着させたいとの意欲を見せた。

 党首討論に併せ、経済同友会などの民間団体は、自民、民主、公明3党の参院選公約などに対する評価を公表した。

 ◆年金

 安倍、小沢両氏はこれまで、国会で党首討論を4回実施したが、いずれも45分間だった。今回は2倍の1時間半と長く、突っ込んだやりとりが聞かれた。

 首相はまず、年金記録漏れ問題を取り上げた。

 「最後の1人にいたるまで年金記録をチェックし、支払いを保証する。問題が起こった責任を明らかにし、けじめを付ける」

 首相は時に手を振りながら、熱弁をふるった。

 これに対し、小沢氏は、「参院選は『年金信任選挙』だ。政府が信じられない場合は、政権を替える以外にない」と政府の失敗を攻撃した。

 ◆財源

 首相も反撃した。民主党は公約で、基礎年金を全額税でまかなうと提案している。2005年の衆院選では、この財源を確保するため、消費税を3%上げると公約したが、小沢氏が代表になって撤回した。首相は「消費税を上げないで出来るわけない」と指摘した。

 小沢氏は「補助金を全廃すれば6兆円超の財源を得られる」と説明したが、首相は「いい加減だ。補助金も3分の2は社会保障関係だ。社会保障の補助金もカットするのか」となおも攻め込んだ。

 首相は1時間半の討論を原稿なしでこなした。「口べた」と自ら語る小沢氏は、冒頭発言は用意した原稿を慎重に読み上げた。

 小沢氏は、「自民党が勝利すると、未来永劫(えいごう)、2大政党制という民主主義が定着しない」と与野党逆転の必要性を繰り返し語った。

 これに対し、首相は、「60万人の雇用を創出し、失業率は4%を切った。教育基本法を改正し、防衛庁を省に昇格させた」と、内閣の実績を強調した。

 首相は、政権交代をかける選挙ではない参院選でありながら、あえてこう言い切った。

 「私と小沢さん、どちらが(首相に)ふさわしいか国民の考えを聞く」

2007年7月2日0時32分  読売新聞)
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