鳩山氏不出馬へ「何考えてるのか…」地元絶句
民主党や北海道9区に激震が走った。
首相退陣時にも「選挙には出ない」と口にしていた鳩山由紀夫氏(65)。衆院解散から選挙戦に走り出している、この時期に鳩山氏が周辺に、不出馬を伝えたことに地元は、言葉を失った。
鳩山氏は解散した16日夜に地元入りし、17日に苫小牧市内で事務所開きを行った。同日には室蘭市の室蘭工業大で行われた講演・対談で脳科学者の茂木健一郎氏から「民主党から出るんですよね」と問われると「当然、民主党でしょう」と応じ、「(私を追い出そうとする勢力に)我慢しきれなくなりそうだけど、我慢します」とも述べていた。
苫小牧市選出の沖田清志道議(民主)は「週末に苫小牧にきた時は、一切そんな話は聞いてなかった。何を考えているか分からない」と驚いた。
鳩山氏が1986年の衆院選に初めて立候補する前から協力してきた鳩山後援会幹部の元道議の橋浪蔵氏は「事前に相談は受けていないが……」と言葉をのみ込んだ後、「鳩山さんは優柔不断に見えるが、中身は頑固な人。TPP(環太平洋経済連携協定)に賛成しろとか、署名しろとかに我慢ができなくなったのだろう」と話した。橋氏によると、鳩山氏は23日に地元に戻り、企業回りをする予定になっていたという。
伊達市選出で、元秘書の中山智康道議は「民主党はいつから恐怖政治をするようになったんだ。あんな踏み絵みたいなことを求められたら立候補できなくなるのは当たり前だ」と怒った。
(2012年11月21日07時32分 読売新聞)
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