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    選挙の争点や各党の動きをお伝えします。
    立候補者アンケート

    回答分析…野党勢力結集は困難

    久米郁男・早大教授 荒井紀一郎・首都大学東京准教授

     主要な政策争点について立候補者の回答を分析した結果、二つの政策対立軸が明らかになった。

     第1軸は、小さな政府を志向しつつ対米関係を重視する立場と、社会福祉を重視し大きな政府を志向する立場の対立軸だ。第2軸は、今回の衆院解散に加えて、アベノミクス、集団的自衛権行使容認など安倍内閣が実施してきた政策を肯定するか否か、すなわち安倍内閣への業績評価の軸だ。この二つの対立軸で立候補者が占める位置を示した。

     まず、与党である自民党と公明党は、安倍内閣の業績を評価する方向に固まっており、第1軸でも公明党の方がやや中央に集まる傾向があるものの、総じて小さな政府を志向する方向にまとまっている。

     これに対して民主党は、安倍内閣への業績を否定する点でのまとまりは良いが、第1軸での一体性は低い。政権党時代に続いた党内政策対立が解消していないことがよく分かる。維新の党はこれと対照的に政策的まとまりは高いが、安倍内閣への業績評価は候補者間で違いが大きい。安倍内閣への距離感を測りかねているというところだろう。野党勢力結集の困難さが示されていると読むことができる。

    2014年12月08日 09時45分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

    党派別立候補者数

        小選
    挙区
    比例 重複 公示前
    勢力
    うち
    女性
    自民 352 42 283 341 272 293
    民主 198 29 178 197 177 62
    維新 84 9 77 83 76 42
    公明 51 3 9 42 0 31
    次世代 48 3 39 45 36 19
    共産 315 79 292 42 19 8
    生活 20 3 13 19 12 5
    社民 25 1 18 24 17 2
    改革 4 1 0 4 0 0
    諸派 49 22 5 44 - 0
    無所属 45 6 45 - - 17
    1191 198 959 841 609 479

    欠員1

    「改革」=新党改革。諸派は幸福実現党など。

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