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「ミゾウユウ」「自虐」…今回の解散に命名

 今回の衆院解散を識者はどう見たか。命名してもらい、理由も聞いた。

 ◆わらをもつかむ解散◆

 黒鉄ヒロシさん(漫画家)

 麻生さんは、任期満了が迫る中、わらをもつかむ思いで解散したように見える。風向きが変わらないかと期待しているかもしれないが、簡単ではない。大切に取っておいた「解散」という名の箱を開けてみたら、ひどい上げ底。何も入ってなかったという感じでは。

 ◆ミゾウユウ解散◆

 米川明彦さん(梅花女子大教授)

 就任当初の首相は、国民の方を向いたいい顔をしていたが、最後はメンツを守ることに執着した感がある。漢字も空気も時期も読めない首相による、過去に例のない解散。その意味で「未曽有」の解散とも言えるが、首相の原稿読み間違いにちなみ「ミゾウユウ」とした。

 ◆自虐解散◆

 辛酸なめ子さん(漫画家、コラムニスト)

 (自民党の両院議員懇談会での)「力不足を申し訳なく思う」「深く反省している」といった首相の発言は、それまでの明るく気楽に生きてきたお坊ちゃんイメージを覆すもので、見ていて寂しい感じがした。周囲に味方もいなくて、必要以上に弱気になった上での「自虐解散」と映った。

 ◆泥舟解散◆

 成田憲彦さん(駿河台大学長、元首相秘書官)

 就任直後が解散のベストタイミングだったのに、ずるずる先送りした末、にっちもさっちもいかなくなった。今や自民党は沈むしかないという意味で「泥舟解散」。造反の動きもあったが、結局行き場がなく皆がしがみついたまま。沈んだ後、どう浮上するかで真価が問われるだろう。

2009年7月22日06時09分  読売新聞)
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