鳩山代表「チェンジを」…6党首公開討論<2>
6党党首討論会で発言する鳩山民主党代表。後方は麻生首相=田中成浩撮影
◆「野党色」なくすことに腐心◆
一方、鳩山氏は政権交代への期待が高まっていることを踏まえ、「野党色」をなくして「民主党政権」への期待感を高めることに腐心した。
冒頭のスピーチでは「民主党に政権交代の力を与えていただき、ぜひ一緒に『チェンジ(変革)』で日本をよみがえらせようではありませんか」と、オバマ米大統領が大統領選で掲げた「チェンジ」を強調した。
12日の21世紀臨調の党首討論で、鳩山氏は首相に攻め込まれる場面が多く、党内からは「追及姿勢が弱すぎた」(民主党関係者)との声が出ていた。それを反省してか、17日の討論会で鳩山氏は景気回復を強調する首相に対し、「国民の実感から外れている。にもかかわらず、首相は消費税を増税されるのか」と批判。年金記録漏れ問題や天下り問題も取り上げ、「『責任ある政治』が聞いてあきれる」と、首相が掲げる「責任」に疑問符をつけた。
「友愛」を政治信条に掲げる鳩山氏がこの日、「命」という言葉を意識して使ったのも、党内で「『友愛』では弱すぎる」(中堅議員)との声が出ていることに配慮したのだという。「一人一人の命が大切にされる、そういう政治が(民主党政権ならば)実現できる」などと語り、現政権の失政を強調した。日本記者クラブ恒例の出席者による揮毫でも、鳩山氏は「命」と書いた。
(2009年8月18日01時14分 読売新聞)