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    テレビ

    「直虎」の視聴率低迷はやはり「女大河」のせい?

    PRプロデューサー 殿村美樹
     今年1月に始まったNHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」(全50回)が7月から後半に突入した。視聴率は初回の16.9%を最高に下降傾向が続いている。6月以降は12%台にとどまり、このままでは1ケタ台に落ち込む懸念もある。女性を主人公にした「女大河」は失敗するとの説もささやかれる。なぜ、「直虎」の視聴率は伸び悩んでいるのか。PRプロデューサーの殿村美樹さんが独自の視点で分析する。

    女性主人公は面白くない?

    • 「直虎」ヒロインは柴咲コウさん(NHK提供)
      「直虎」ヒロインは柴咲コウさん(NHK提供)

     「直虎」もいよいよ後半に入りましたが、視聴率は一向に伸びず、評価も芳しくありません。

     「女性が主人公の大河は面白くない」

     「無名の主人公では見る気がしない」

     ネット上の感想や評価を見ると、こんな意見が多くあります。同じように女性を主人公とした、2年前の「花燃ゆ」や4年前の「八重の桜」がパッとしなかったことから、「ほらやっぱり。大河ドラマは、主人公が無名の女性ではダメなんだ」と思われてしまっているようです。

     もしそうだとしたら、「直虎」は企画段階からアウトで、もはや手の施しようもないということになります。それでは、あまりにも残念です。

     脚本を担当している森下佳子さんは、「世界の中心で、愛をさけぶ」(TBS系)、「JIN-仁-」(同)、NHK朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」など数々のヒットドラマを生み出してきた実力派です。

     私は、「JIN-仁-」に感動して以来、森下作品と聞くと見ないではいられないほどで、それだけに「直虎」も楽しみにしていました。ですから、このまま低迷を続けるなんて放っておけないのです。

     これまで、私が30年にわたって培ってきた、売れないモノを売る独自の視点で、「直虎」をヒットさせるヒントを探ってみました。すると、意外な落とし穴が見えてきたのです。

    「女」と「無名」がダメなのか

     まずは、過去10年間の大河ドラマの平均視聴率をランキングで見てみましょう。

     なんと! 視聴率トップは歴史上、あまり知られていなかった女性が主人公の「篤姫」でした。どうやら、「女性が主人公の大河はダメ」という説は正しくないようです。また、2位の「天地人」の主人公・直江兼続もそれほど有名な人物ではないことから、「知名度が低い主人公だから視聴率が伸びない」という主張も誤解と言えそうです。

     しかし、「直虎」の視聴率は目を覆いたくなるような状況です。6月以降は13%を超えることもなく、史上最低の1ケタ台に落ち込む危険さえあります。どうすれば、起死回生を図ることができるでしょうか。

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    2017年07月09日 08時07分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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