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    テレビ

    「コード・ブルー」救命現場の緊迫感…夏の連ドラ座談会

     民放各局の夏の連続ドラマがスタートしました。記者がストレートに感想をしゃべるおなじみコーナー。ドラマによって明暗がはっきりと分かれた今回は、テレビ取材班の“ラスボス”も登場します。

      初回視聴率、記者票ともに「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~」がぶっちぎりの1位! いやぁ、完璧な面白さ!! 山下智久、新垣結衣はじめ、豪華俳優陣を使いこなし、救命現場の緊迫感がびんびん伝わってくる。非の打ち所がないよ。

      辛口の(星)記者が絶賛するのも分かる。第3シーズンになって脚本家が代わっても、雰囲気は変わらず。Mr.Childrenの主題歌を変えなかったのも正解だね。

      苦戦が続いているフジテレビ「月9」の回復の突破口になるかもしれへんね。ただ、手術シーンで血がじゃぶじゃぶ出てくるのはきついわ。

      私もリアルすぎる描写がちょっと……。それにしても、新米医師役の成田凌は影のある男、軽い美容師、そして今回と、フジ連ドラに3季連続出演。ぜひカメレオン俳優として成長してほしいものです。

    • 高畑充希演じる主人公の箱入り娘ぶりが話題を呼んでいる「過保護のカホコ」
      高畑充希演じる主人公の箱入り娘ぶりが話題を呼んでいる「過保護のカホコ」

      カメレオンといえば「過保護のカホコ」の高畑充希だろう。作品ごとに演じ分けるのはすごい。でも、あんなに過保護な娘いるか? ちょっと現実味に欠けるよ。

      いるいる! まさにうちの妹。脚本の遊川和彦は「家政婦のミタ」でも「女王の教室」でも、個性的なヒロインを輝かせるよね。

      米倉涼子版が鮮烈だった「黒革の手帖」も、主演の武井咲にいい意味で裏切られたわ。銀座のママには見えへんけど、涼しい顔でおっさんを手玉に取るのは爽快。

      あの笑顔におじさんはだまされますよ。咲ちゃんは株を上げましたね。座談会で初めて星五つ付けちゃいました。逆に残念だったのが……。

      「セシルのもくろみ」。真木よう子演じる主婦が読者モデルになって成長する話だけど、あんなに痩せてるのに「スイーツ禁止」とか言われているのは解せぬ。

      真木さんはダサイ格好をしても、美しさがにじみ出ています。あと20キロは太らないと、あの設定は厳しい。

      同じくお母さんが奮闘する「カンナさーん!」は、渡辺直美の見た目とキャラクターに視線が吸い寄せられたわ。はっきりと物を言う彼女に胸のすく思い。

      今季はお笑い芸人が活躍してるね。元キングオブコメディの今野、イモトアヤコ、チュートリアル徳井……。サービス精神が旺盛で使いやすいのかも。

      奥さんつながりでは、「ウチの夫は仕事ができない」の新妻役の松岡茉優がかわいくて。私もあんな妻がほしい。夫の職場の描き方がもう少し現実的なら、なおよし。

      「ごめん、愛してる」は振るわんかったなぁ。もとは韓国ドラマで、韓国では視聴率29・2%を出してるんやけどね。

      長瀬智也の演技はいいと思ったけどなぁ。

      甘い、甘~い!

      わっ、テレビ班の(笹)キャップ、満を持しての登場です。

      「ごめん――」は設定が古くさすぎるだろう。ドロドロの昼ドラを超えたメロドラマ感は、もはや耐え難い域だ。褒めることができず、俺がごめんと言いたい。

      僕を上回る辛口。これもドラマ愛ゆえか。

    変人・おとぼけ・スペシャリスト 個性的刑事多彩

      長瀬は頭に銃弾が入って余命幾ばくもない役だけど、同時間帯の「警視庁いきもの係」の主演・渡部篤郎が演じるのも、頭に銃弾が残っている男。こっちの方が主人公が記憶喪失と設定されていて、しっくりくる。

      動物の習性とからめたトリックが面白い。でも、やっぱり物語の所々に登場する猫のティティちゃん。保健所から引き取られた過去を持つんだよね。あのマイペース感が、猫好きにはたまらん☆

      連ドラ初ヒロインの橋本環奈がたまらん☆

      浅野温子の口調が「あぶない刑事」の薫に似ていて、刑事ドラマ好きにはたまらん☆

      似たようなタイトルの「警視庁ゼロ係」は、小泉孝太郎のとぼけた雰囲気が良いと思う。戦隊ものチックなノリについていかれへんかったけど。

      期待せずに見たら面白かった。「遺留捜査」も初回が2時間もありげんなりしたけど、上川隆也が愛嬌あいきょうある刑事を違和感なく演じていた。決めぜりふは「僕に3分時間をください」。僕が上司によく使うのは「原稿あと30分待ってください」。

      変人刑事が活躍するドラマはテレビ朝日の十八番おはこだからな。警視庁のスペシャリストが活躍する「刑事7人」は、前季関西テレビが制作した「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」と比べてしまった。

      「CRISIS」の緊迫感がなくなって、角が取れた感じやな。むしろ万人受けするのかもしれへんけど。

      関テレは今季も万人受けは狙いませんよ! 「僕たちがやりました」は爆破事件の容疑者になった高校生が主人公で、青春ドラマに重いテーマが潜んでいます。

      暴力シーンの多さにはちょっと閉口した。

      地上波とは思えないほど生々しかった。でも、テーマを表現するために必要ならば勇気を持ってやってほしい。

    こだわり感じる「ハロー張りネズミ」

      「ハロー張りネズミ」も推したい。初回ゲストの伊藤淳史と子役の熱演に、気付けばほほを熱いものが……。

      構想7年。原作漫画の舞台である東京・下赤塚に探偵事務所のセットを組むとか、こだわりを感じる。さすが、映画「モテキ」の大根仁脚本・監督。

      大根監督は1970年代の探偵ドラマが好きで、今作も往年の探偵もの「傷だらけの天使」などを思わせる雰囲気が味わい深い。まあ、どうせ君たちには分からないか……。

     一同 …………。

      さっ、今季に話を戻して、と。楽しみにしていた「愛してたって、秘密はある。」は、ドキドキハラハラが物足りない。

      警察官とすれ違うだけでビビる青年が、法曹を目指さへんやろ。おとんの死体も、もっと深く埋めなあかんて。

      ただ、「愛してたって――」もそうだけど、日本テレビは、今回の座談会で扱った3作品すべてがオリジナル脚本で、結末をあれこれ想像できるのが楽しい。今後もこのチャレンジ精神は貫いてほしい。

      「愛してたって――」は川口春奈ちゃんもかわいいし、良しとしようではないか。

      なんか(星)記者、女優には甘口だよね。

      こういうキャラの方が盛り上がると思って、サービス精神だよ。読者の皆さん、僕は真面目な青年ですからね。え、信じられない? いやいや、そんなことないでしょう。僕の話を聞いてください! 3分ください!

      却下!

    2017年07月31日 15時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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