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    テレ東が「池の水ぜんぶ抜く」深いワケ

    テレビ東京プロデューサー 伊藤隆行
     テレビ東京に「池の水を抜く」という異色のバラエティー番組がある。今年1月に第1弾が放送されると、視聴者から「こっちの水も抜いてほしい」などの反響が相次ぎ、4月、6月、9月に続編が放送された。11月26日には第5弾の放送も決定している。「やっぱりテレ東か……」とテレビ関係者が度肝を抜かれた突拍子もない企画は、どうやって生まれたのか。番組を手がける伊藤隆行プロデューサーに聞いた。(聞き手・メディア局編集部 鈴木幸大)

    ぜんぶ抜いちゃえばいいのに

    • 池の水を抜いたら、何が出てくるのか?ワクワク感が醍醐味だ(テレビ東京提供)
      池の水を抜いたら、何が出てくるのか?ワクワク感が醍醐味だ(テレビ東京提供)

     2016年6月のことだった。都内の公園の池から遺体が発見されたというニュースをテレビで見ていた。池や周囲を捜査する警察の姿が映し出されたが、遺体の一部は、まだ見つかっていないと伝えていた。

     「池の水を全部抜いちゃえば、すぐに見つかるんじゃないかな」

     そんなことを思ったのは、14年に井の頭公園(東京都三鷹市・武蔵野市)で水質浄化を目的に、池の水抜き作業が行われたのを知っていたからだ。その時に、池の中から大きなコイがたくさん出てきたという記憶がよみがえってきた。

     16年の夏ごろ、「日曜ビッグバラエティ」(午後7時54分~)の関係者から、「何かやらないか」とアイデアを求められた。日曜夜のゴールデンタイムに放送されるこの単発特別番組は、過去に「TVチャンピオン」や「愛の貧乏脱出大作戦」などの人気企画を生み出してきた。

     ところが、ここ数年は、同じ時間帯の大河ドラマ(NHK)や「世界の果てまでイッテQ」(日本テレビ系)などに押され、視聴率は5~6%にとどまり、正直、伸び悩んでいた。

     「直球で勝負してもダメだし、変化球もねえ……」。番組関係者と何度も話し合い、これまでのテレ東にはない企画を考えようということになった。そこでひらめいたのが、「お仕事バラエティー」だった。世の中にあまり知られていない仕事を紹介する番組だ。

     さっそく、どんな仕事があるのか一覧にしてみた。

     

     【掻い‐掘り】(かいぼり) 元は農業用水のため池の水を農閑期の冬場に抜き、ヘドロや土砂を取り除く。水質改善や外来生物の駆除を目的としたかいぼりは全国各地で行われており、専門業者が水を抜いている。

     リストアップされた仕事の中に、この「かいぼり」の文字を見つけたとき、「池の水を抜く」という記憶と企画がつながった。

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    2017年11月05日 07時07分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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