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    第30回東京国際映画祭

    松岡茉優さん初主演のラブコメディー

    大九明子監督「勝手にふるえてろ」世界初上映

    • 30日、「勝手にふるえてろ」の記者会見に出席した(左から)石橋杏奈さん、渡辺大知さん、松岡茉優さん、北村匠海さん、大九明子監督
      30日、「勝手にふるえてろ」の記者会見に出席した(左から)石橋杏奈さん、渡辺大知さん、松岡茉優さん、北村匠海さん、大九明子監督

     週末は大雨が降り、週明けは強風が吹き、と悪天候の中で行われている今年の東京国際映画祭ももはや中盤。6日目の30日は、コンペティション部門に日本映画「勝手にふるえてろ」(大九明子監督)が登場しました。これが世界初上映、ワールドプレミア上映になります。

     芥川賞作家・綿矢りささんの小説を原作にしたラブコメディーで、松岡茉優(まゆ)さんの初主演作。24歳のOL・ヨシカが、10年間ずっと片思いをしている中学の同級生「イチ」(北村匠海(たくみ)さん)と、自分に告白してきた会社の同期「ニ」(渡辺大知(だいち)さん)との間で揺れる、というストーリーです。

     同日行われた記者会見には、国内外から大勢の報道陣が出席。約100人収容の会場があふれんばかりで、注目の高さがうかがえました。

     大九監督は「自分が20代の頃に閉じこめてきた思いみたいなものを、ぶちかますようにシナリオを書きました。本当に狭い(範囲)、ヨシカ的な人にだけ届けばいい、という気持ちで撮った映画なので、まさか世界に向けて上映されるとは」と、作品を選んだ東京国際映画祭に感謝していました。

    • 「勝手にふるえてろ」(C)2017映画「勝手にふるえてろ」製作委員会
      「勝手にふるえてろ」(C)2017映画「勝手にふるえてろ」製作委員会

     また、物語の設定上、一人芝居をすることも多かった松岡さんは、「長いセリフの中で、自分で色を付けたり、角度を付けたり、緩急を付けたり……。初めはすごく戸惑ったんですけど、やっていくうちにだんだん気持ち良さに変わっていって、一人だからこそできる新しいチャレンジが、新鮮でした」と撮影を振り返っていました。

     ラブコメディーということで、国際映画祭で受賞するタイプの作品ではないような気もしますが、恋の悩みは世界共通の普遍的なテーマでもあります。大九監督のキレのある演出、松岡さんのコメディエンヌぶりは、審査員の心にも届いたのではないかなと、勝手に想像しています。(文化部 田中誠)

     

    「勝手にふるえてろ」公式サイト

    ●「勝手にふるえてろ」予告編

    2017年10月31日 11時42分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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