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    第30回東京国際映画祭

    宮崎あおいさん 14歳の自分に感慨新た 

    本人の提案で「EUREKA」上映

    • 1日、「EUREKA(ユリイカ)」の上映後に登壇した宮崎あおいさん(左)と青山真治監督
      1日、「EUREKA(ユリイカ)」の上映後に登壇した宮崎あおいさん(左)と青山真治監督

     新作や話題作だけでなく、過去の名作をスクリーンで見ることができるのも映画祭の魅力。東京国際映画祭8日目の1日には、「Japan Now(ジャパン・ナウ)」部門の企画で、4人の女優に焦点を当てた特集上映「銀幕のミューズたち」の1本として、宮崎あおいさんが出演した「EUREKA(ユリイカ)」(2000年、青山真治監督)が上映されました。

     九州で起きたバスジャック事件の生き残りの運転手(役所広司さん)と、兄妹ふたり(宮崎将さん、宮崎あおいさん)の再生の物語。2000年のカンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞などを受賞し、宮崎さんが注目を浴びるきっかけになった作品です。3時間37分の長い作品ですが、プログラミング・アドバイザーの安藤紘平さんに、自分の出演作として、「EUREKA」を上映してほしい、と提案したのは宮崎さんだったそうです。

     上映後には、出演者の一人で、観客として来場していた斉藤陽一郎さんも交えて、客席からの質問に答える質疑応答が行われました。宮崎さんは、今回の上映に合わせて「EUREKA」を見直し、「14歳の自分がスクリーンの中で永遠に生きていく。本当に貴重で素晴らしい経験だったなあと思います」と振り返り、「たまたま『EUREKA』に参加できて、その延長線上に今がある。子供の頃にキラキラとした大人の人に囲まれて、好きなものに夢中になっている大人の人ってすてきだなあと今でも思うし、自分もそうなりたいと思う」と、今後の目標を語っていました。

    • 「EUREKA」(c) 2001 J‐WORKS FILM INITIATIVE
      「EUREKA」(c) 2001 J‐WORKS FILM INITIATIVE

     青山監督は「1本映画を撮るということは、フィクションなんだけど、ドキュメンタリーなんです。その時に映っている(宮崎)あおいは、それ以外の何者でもない。こうやって撮れたことを心から幸福に思っています」と語り、「(東京国際映画祭で)こうやって、このフィルムを見る機会は1回しかなく、その記憶は絶対に消えない。その経験こそが映画を見るという経験で、それこそが一番すてきなことだと僕は思っています」と締めくくりました。その言葉は2017年11月1日、同じ時間と空間を共有した観客の胸に、きっと響いたことでしょう。(文化部 田中誠)

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    2017年11月02日 13時02分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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