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    テレビ

    「あさイチ」の司会交代で民放にチャンス到来?

    テレビコラムニスト 桧山珠美
     主婦、学生、高齢者……、幅広い視聴者がいる朝の情報番組。激戦区とも言われる午前8時台はここ数年、「あさイチ」(NHK)が頭一つ抜け、「スッキリ」(日本テレビ系)、「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)、「とくダネ!」(フジテレビ系)が追う展開だ。4月から「あさイチ」のメインキャスターが交代する。朝の情報番組戦争の構図はどう変わるか。テレビコラムニストの桧山珠美氏が解説する。

    隙のないNHKの番組リレー

    • 4月から新たな顔ぶれになる「あさイチ」(NHK提供)
      4月から新たな顔ぶれになる「あさイチ」(NHK提供)

     この3月でNHKの情報番組「あさイチ」(月~金曜午前8時15分)から有働由美子アナウンサー&井ノ原快彦(V6)が卒業した。

     2010年の番組開始以来、飾らない人柄と本音のトークで、日本の朝を変えた2人の降板に、衝撃が走った。

     先に伝えられたのは有働アナの降板で、その後、イノッチの降板が伝えられた。2月7日の放送で視聴者に報告した。「だれか1人が辞めるんだったら、みんなで辞めた方がいいとずっと思っていたので」とイノッチ。

     「あさイチ」と言えば、注目を集めたのは「朝ドラ受け」だ。視聴者とともに、見終えたばかりの朝の連続テレビ小説(朝ドラ)の感想を共有する。

     スタジオのモニターを見ていた有働アナは、時に笑い、時に泣き、時に神妙な表情を見せる。ちょうど朝ドラを見終わったばかりの視聴者と同じタイミングのため、視聴者はドラマの余韻を楽しむことができる。

     これが視聴者の支持を得られているとなると、NHKは昨年から、「おはよう日本」の終了直前、高瀬耕造アナが続いて放送される朝ドラの“前ふり”(朝ドラ送り)をするようになった。

     それぞれが人気番組である上に、見事なバトンパスでつないでいくNHKの番組リレーは、他局につけ入る隙を与えなかった。

    2018年04月01日 08時01分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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