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    カンヌ国際映画祭2018

    情報流出阻止と「優雅でないこと」の禁止

    • アスガー・ファルハディ監督(中央)「エブリバディ・ノウズ」の会見に出席したペネロペ・クルス(右)、ハビエル・バルデム(左)
      アスガー・ファルハディ監督(中央)「エブリバディ・ノウズ」の会見に出席したペネロペ・クルス(右)、ハビエル・バルデム(左)

     カンヌ国際映画祭は2日目。記者会見や試写が本格的に始まりました。

     今年から、コンペティション部門の出品作品の監督らの記者会見が、公式上映の翌日になりました。昨年までは、プレス試写→記者会見→公式上映という流れがあったのですが、作品の評価や感想などの情報が、公式上映の前に、インターネットなどで広まってしまうことを防ぐのが狙いのようです。また、レッドカーペットでスマートフォンを取り出して、「自撮り」をする人を今年は見かけません。客入れが遅れることや優雅ではないこと(フランスらしい!)を理由に禁止になったのです。カンヌも少しずつ変化しているのかもしれません。

     ということで、本日の取材は、前回お伝えした「エブリバディ・ノウズ」のアスガー・ファルハディ監督らの記者会見からスタート。夫婦でもあるスペインの人気俳優ペネロペ・クルス、ハビエル・バルデムさんらが並ぶひな壇は華やかでした。あいにく、別の取材と重なったため途中で退出したのですが、クルスさんは、今回の映画の出演料が夫のバルデムさんと同額であること、(演じる)キャラクターを家庭に持ち込まないという仕事のスタイルが共通している、と語ったのだとか。そういう質問にもちゃんと答えるのが、海外のスターですね。

    • 監督週間のトークショーで熱弁をふるうマーティン・スコセッシ監督
      監督週間のトークショーで熱弁をふるうマーティン・スコセッシ監督

     また、今年50回目を迎えた監督週間では、特別賞「キャロス・ドール(黄金の馬車)」を授与されたマーティン・スコセッシ監督のトークショーと、かつて監督週間で上映された初期の名作「ミーン・ストリート」の上映がありました。会場の入り口には、上映の1時間以上前から熱心なファンが長い列を作り、スコセッシ監督の人気の高さがうかがえました。トークショーでは、生い立ちや「タクシードライバー」「レイジング・ブル」など代表作の撮影の裏話を、約90分にわたって熱弁。観客と感情を共有するために、「一方通行ではない物語、音楽のような映画を作ろうと努めている」という言葉が印象的でした。(田中誠・写真も)

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    2018年05月10日 16時29分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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