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    カンヌ国際映画祭2018

    松岡茉優さん感涙…「万引き家族」公式上映

    • 記者会見を行った是枝裕和監督(後列中央)と出演者
      記者会見を行った是枝裕和監督(後列中央)と出演者
    • 会見で是枝監督の樹木希林さんへの感謝の言葉に、感極まって涙がこぼれた松岡茉優さん
      会見で是枝監督の樹木希林さんへの感謝の言葉に、感極まって涙がこぼれた松岡茉優さん

     カンヌ国際映画祭には今回、2本の日本映画が、最高賞パルムドールを競うコンペティション部門に出品されています。13日夜には、是枝裕和監督の「万引き家族」の公式上映が行われ、上映後は、総立ちになった観客が、是枝監督に、いわく付きの家族を演じたリリー・フランキーさん、安藤サクラさん、樹木希林さん、松岡茉優さん、子役の城桧吏(えり)君、佐々木みゆちゃんに、長く温かい拍手を送っていました。

     くしくも13日は、日本などでは「母の日」。会場には、安藤サクラさんの母、和津さんの姿もありました。上映後の取材では、安藤サクラさんが「うちの母の夢が、いつか誰かにカンヌへ連れて行ってもらうことだったので、やっと母の夢をかなえてあげることができよかった」と述べました。安藤さんと同じく、是枝監督の作品に初めて出演し、初めてカンヌのレッドカーペットを踏んだ松岡茉優さんは、「奇跡ってあるんだなと思いました。チャンスとかラッキーとかではなく、『私が頑張りました』と胸を張って、ここにまた戻ってきたいと思います」と決意を新たにしていました。そんななか、樹木希林さんは、「いいだろうな~って思っていた映画でも、(作品を評価する)星が一つ二つだったりする。その後の反応もまた味わい深いもの」と発言、記者や関係者を苦笑させていました。

    • 記者会見後のサインを求められるリリー・フランキーさん(左)ら
      記者会見後のサインを求められるリリー・フランキーさん(左)ら
    • 公式上映後、観客の歓声に応える是枝裕和監督ら
      公式上映後、観客の歓声に応える是枝裕和監督ら

     また、翌日の記者会見でリリー・フランキーさんは、これまでの人生で「感動した」ことが2度しかないと告白。その1度目が2013年の是枝監督の「そして父になる」でカンヌに参加して、公式上映でスタンディング・オベーションを受けたこと。2度目が昨日の夜の公式上映だったと打ち明け、「いいものを一生懸命作るということが、最後にこういう風景をくれる」と感慨深そうでした。

     ちなみに是枝監督のコンペ出品は5度目。2004年には「誰も知らない」で、柳楽優弥さんに男優賞をもたらし、13年には「そして父になる」で審査員賞を受賞。とすると、私たち日本のメディアが期待するのは、それより上のパルムドール……。期するものがあるのではないかと思って質問してみると、「意気込みとか手応えという質問が一番答えにくいので……。客席との一体感がある良い上映だった思います」とはぐらかされてしまいました。(田中誠・写真も)

    「万引き家族」公式サイト

    http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/

    「万引き家族」予告編

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    2018年05月15日 15時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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