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V3との熱いヒーロートーク

 長きにわたって、特撮関係の人々を手厚くカバーしてくれたCS放送日テレG+の「どれどれトーク」が、3月末で終了することになり、きょう私が司会の回の最終収録が行われた。

 番組には本当に色々な方々に来ていただいた。仮面ライダーの藤岡弘さんや佐々木剛さん、歴代レッドのアクションを担当した新堀和男さんやジャパンアクションエンタープライズの岡元次郎さん、アニソン歌手の水木一郎さんや堀江美都子さん、影山ヒロノブさん、声優では池田秀一さんや潘恵子さんなどなどなどなど。権利関係のクリアーを考えると気が遠くなるのでまず不可能だが、DVDにしてそろえたら、現代サブカルチャーを語る上での 1級の資料になるのではないか、というくらいのすごい顔ぶれが並んでいるのである。

 しかし、最終回である。では、超ど級の方をお願いしよう、と、長く私の番組を担当してくれたTプロデューサーと相談し、特撮ヒーローを語るならこの方をのぞいて他にいない、という方にご登場いただくことにした。

 本日収録が行われたそのスーパースペシャルゲストとは………

 じゃじゃーん。仮面ライダーV3、風見志郎役でおなじみ、俳優の宮内洋さんである。

 昨年末に新事務所に移られたばかりで、なにかとご多忙のところを、「なにとぞ宮内さんのヒーロー論を聞かせてほしい」とお願いして、出演を快諾していただいた。打ち合わせでは「もう美潮さんにはそれ、何度も話してるじゃない(笑)」などのつっこみも入ったが、宮内さんに詳しい方にも詳しくない方にも分かりやすいことを心がけてトークをさせていただいた。

 約30分、俳優になったきっかけからV3出演時のエピソード、持論である「ヒーロー番組は教育番組である」の意味、そして平成ライダーシリーズとV3の違いはどこにあるか、などについて熱く語っていただいた。途中、学校やネットでのいじめ問題について触れた際には、カメラ目線で励ましの言葉まで語っていただき、司会をしながら胸が熱くなった。

 思えば、仮面ライダーV3が放送されていたのは、約40年前のことである。それだけの時を経て、作品が愛され、そして宮内さんが今も昔とかわらぬヒーローらしさで私たちの前に現れてくれることのこの奇跡のようなすばらしさ。スタジオでお話をしながら、「ああ、今ここに座ってトークをしている私の姿を小学生時代の私に見せてやりたい」としみじみ思ったのであった。

 最後はちょっとしたダジャレも交えながら、ヒーロー論を熱く結んでくださってもいる。さらに、司会者コメントで、私も熱く一言語らせていただいた。

 放送は、25日正午からが初回である。ぜひぜひ、多くの方に見ていただきたい。

2012年2月17日  読売新聞)
プロフィール
鈴木美潮  すずき・みしお
読売新聞東京本社文化部記者
 1989年入社。横浜支局を経て政治部。官邸、社会党、外務省などを担当後、Yomiuri Weekly編集部に。2002年から政治部で保守新党、自民党などを担当。美空ひばりと特撮ヒーローの熱狂的なマニア。

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