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ジブリをいっぱい

ジブリ、徳間書店から独立


東京・小金井市のスタジオジブリ
 米アカデミー賞の長編アニメーション映画賞に輝いた「千と千尋の神隠し」や、現在公開中の「ハウルの動く城」などを制作したスタジオジブリが、出版大手の徳間書店から分離・独立することが10日、明らかになった。

 すでに宮崎駿監督らが取締役となった別会社の「株式会社スタジオジブリ」を東京・小金井市に設立している。今年度内に徳間書店から150億―200億円で、過去の作品の分も含めたジブリに関する営業権の譲渡を受けて、新生ジブリとなる。

 国内外で名声を得ている宮崎監督を中心とするジブリは、徳間書店から“大政奉還”を受け、世界の舞台へとさらなる飛躍を目指すことになる。

 スタジオジブリは1985年に徳間書店が子会社として設立した。徳間書店の経営悪化に伴って、97年に本体に吸収されて事業部門の一つとなり、アニメーション映画のヒットによる稼ぎが、徳間書店の経営を支える構図になっていた。

 徳間書店の出版部門のリストラが進み、ジブリに頼らなくても自立できる見通しが立ったことなどから、ジブリの独立を認める環境が整った。

 新生ジブリは資本金1000万円。宮崎監督と鈴木敏夫プロデューサー、高畑勲監督が取締役に名を連ね、代表権は鈴木プロデューサーが持つ。営業譲渡に必要な費用も確保できたとしており、今後はアニメーション制作者の育成などを含め良質な作品を世界に発信する拠点を目指す。

 徳間書店側も「宮崎さんに“大政奉還”し、好きなアニメーション制作に打ち込んでもらいたい」としている。


2005年2月15日  読売新聞)
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