宮崎駿監督、栄誉金獅子賞を受賞
同賞は多くの優れた作品を生みだした監督に贈られるもので、日本人監督および、アニメーション監督の受賞は初めて。授賞式には、宮崎監督も出席する予定。 同映画祭は1932年に始まった最古の映画祭で、カンヌ、ベルリンとともに世界3大映画祭と呼ばれる。最高賞と同じ「金獅子」の称号を持つ栄誉賞は、過去にフェデリコ・フェリーニ、スティーブン・スピルバーグ、スタンリー・キューブリック、クリント・イーストウッドといった名監督が受賞している。 同映画祭ディレクターのマルコ・ミュラー氏は、「ロマンチシズムとヒューマニズムを壮大な語り口に乗せるのが宮崎流。彼の描く空想の世界には、いつも目を見張るものがあり、彼の映画が伝える感嘆は、我々の中に眠る子供の心を目覚めさせる」と話している。映画祭期間中の9月9日を「宮崎デー」とし、宮崎作品を上映する予定という。 ヨーロッパの架空の国を舞台にした「ハウル」は、昨年の同映画祭のコンペティション部門に出品され、高い技術力などが評価されて、制作したスタジオジブリにオゼッラ賞が贈られている。 宮崎アニメはヨーロッパでも人気が高く、前作「千と千尋の神隠し」が2002年のベルリン国際映画祭で最高賞の金熊(きんくま)賞に輝いたほか、日本では既に観客動員1300万人を突破した最新作「ハウル」も、フランスで今年1月に公開され、第1週の興行成績が1位となった。 宮崎監督のコメント「僕の作品を公開するために努力してくれた世界の友人たち、そして、作品を評価してくれた世界の人々に心から感謝します」 (2005年2月9日 読売新聞)
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