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長崎宝塚劇場、閉館 34年の歴史に幕


 
 映画「ドラえもん」や「ゴジラ」などで親しまれた長崎市の映画館「長崎宝塚劇場」が18日で閉館し、約34年の歴史に幕を閉じた。入居するビルが老朽化、解体されるのに伴うもので、跡地には新しいビルの建築が予定されているが、新たに映画館が入居するかどうかは未定という。

 同館は、東宝系劇場として1971年12月、座席数約700(現在は541)と九州最大規模の劇場としてオープン。同市銅座町に77年、同じく東宝系の長崎ステラ座が開館してからは邦画を上映しており、「ハウルの動く城」が最後の作品となった。

 ビルは地上4階、地下2階で、映画館は2―4階。地下に入居していたカラオケ店は1月末に閉店、1階のゲームセンターも今月末までに閉店し、3月からビル解体が始まる。

 黒坪繁・東宝九州共栄興行長崎地区総支配人は「座席がビルの2階部分で、天井は4階部分と高く、音が良く響いた。シネマ・コンプレックス(集合型映画館)が主流となり、九州にはもうこれほど大きな小屋(映画館)は無くなってしまうのでさみしい」と話す。

 長崎の映画館では見ることができない名画の上映や、映画による国籍を超えた市民の相互理解などを目指す団体「NAGASAKIキラメキ☆シネマ塾」代表の溝口昌喜さん(41)は「物心ついたころから通った映画館で、満員の館内で映画を見たのを覚えている」と感慨深げだった。


2005年2月22日  読売新聞)

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