僕に似ているノナ君 神木隆之介さんに聞く神木 隆之介(かみき りゅうのすけ)さん
――完成した作品はご覧になりましたか。 神木 まだなんです。この前、一緒に出演した大泉(洋)さんと音楽が付いていない映像は観たんですが……。 ――早く観たい? 神木 はい! ――ノナを演じることになった経緯は。 神木 最初は誰がやるか決まっていなかったそうですが、「オーディションやるんだけど、どう?」というお話をいただいたので、挑戦したんです。当日、スタジオに行って声を出し始めたら、宮崎監督に「ちょっと待って」と言われ、何かと思ったら、「このまま録りましょう」と、そのまま本番になりました。 ――驚いたでしょう。 神木 びっくりしました(笑)。まさか本番とは思ってなかったので。 ――宮崎監督からはどんな説明が。 神木 ノナ君は、現実から逃げ出してきた子なんだというお話がありました。何か事情があってそうなっていると思いますが、細かい説明はありませんでした。 ――神木さんも現実から逃げたいと思うことあります? 神木 うーん……。実はちょっと前のことですが、家にあった大事な物を壊してしまって、その時は「夢でお願いします!」と強く思いました(笑)。 ――神木君から見たノナは。 神木 星の種をじっと見つめながら育てている姿は、自分に似ていると思いました。僕は好奇心旺盛なので、興味のあることを見つけると、他のことを忘れてしまうほど熱中してしまうんです。 ――今、はまっているものは。 神木 電車です。もともとガシャガシャするモーター音が好きだったんですが、今は車体が好きです。あと、最近はデジカメを持ち歩いて、いろんなものを撮っています。
神木 風景が多いです。その辺にある石とか。人はあまり撮らないです。 ――発表の場があるといいですね。 神木 はい! ただ、僕は面白いと思って撮っているんですが、他の人が見ると不思議なものを撮っているように見えるみたいで……。 ――宮崎作品への参加は「千と千尋の神隠し」の坊、「ハウルの動く城」のマルクルに続いて3作目ですが、どの役が自分に近いですか。 神木 マルクルかなぁ。普段はすごく元気で、現場でもずーっと喋っているので。「ハウル」といえば、アフレコでは皆さんと別々で録音することが多かったのですが、一度だけ木村(拓哉=ハウル)さんに会えてすごく嬉しかった。王子様みたいで「カッコイイ!」と思いました。 ――監督の指導は厳しいですか。 神木 いつも優しいです。ただ、どの役でも、よく「もっと普通に」と言わわれます。 ――監督とはしょっちゅう会っていますか。 神木 アフレコの時しか会いません。「星をかった日」で会った時は、「声が低くなっているね」と驚いていました。 ――4月から中学生ですものね。これからどんな役者になりたいですか。 神木 尊敬しているのはいかりや長介さん。歳をとってもいい演技ができるように、俳優をずっと続けていきたいです。
(2006年2月28日 読売新聞)
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