現在位置は
です

本文です
一覧ニュースインタビュー本・DVD・CDコクリコ坂から作品
ジブリをいっぱい

僕に似ているノナ君 神木隆之介さんに聞く

神木 隆之介(かみき りゅうのすけ)さん


神木 隆之介(かみき りゅうのすけ)

1993年生まれ。2歳の時にテレビCMでデビュー。「インストール」「妖怪大戦争」など、数々の映画に出演。「千と千尋の神隠し」の坊役でジブリ作品に初参加。3月4日公開「ドラえもん のび太の恐竜2006」では恐竜「ピー助」の声を務める


 東京の「三鷹の森ジブリ美術館」で上映中の宮崎駿監督の新作短編3本から、好きな作品を選んで観られる期間がいよいよ3月13日までとなった。そのうちの1本、画家の井上直久さんが描いた空想世界「イバラード」をもとに作られた「星をかった日」で、主人公ノナの声を演じた神木隆之介さんに聞いた。(依田謙一)

――完成した作品はご覧になりましたか。

神木 まだなんです。この前、一緒に出演した大泉(洋)さんと音楽が付いていない映像は観たんですが……。

――早く観たい?

神木 はい!

――ノナを演じることになった経緯は。

神木 最初は誰がやるか決まっていなかったそうですが、「オーディションやるんだけど、どう?」というお話をいただいたので、挑戦したんです。当日、スタジオに行って声を出し始めたら、宮崎監督に「ちょっと待って」と言われ、何かと思ったら、「このまま録りましょう」と、そのまま本番になりました。

――驚いたでしょう。

神木 びっくりしました(笑)。まさか本番とは思ってなかったので。

――宮崎監督からはどんな説明が。

神木 ノナ君は、現実から逃げ出してきた子なんだというお話がありました。何か事情があってそうなっていると思いますが、細かい説明はありませんでした。

――神木さんも現実から逃げたいと思うことあります?

神木 うーん……。実はちょっと前のことですが、家にあった大事な物を壊してしまって、その時は「夢でお願いします!」と強く思いました(笑)。

――神木君から見たノナは。

神木 星の種をじっと見つめながら育てている姿は、自分に似ていると思いました。僕は好奇心旺盛なので、興味のあることを見つけると、他のことを忘れてしまうほど熱中してしまうんです。

――今、はまっているものは。

神木 電車です。もともとガシャガシャするモーター音が好きだったんですが、今は車体が好きです。あと、最近はデジカメを持ち歩いて、いろんなものを撮っています。


「星をかった日」より(c)2006井上直久・二馬力・MG

――例えば?

神木 風景が多いです。その辺にある石とか。人はあまり撮らないです。

――発表の場があるといいですね。

神木 はい! ただ、僕は面白いと思って撮っているんですが、他の人が見ると不思議なものを撮っているように見えるみたいで……。

――宮崎作品への参加は「千と千尋の神隠し」の坊、「ハウルの動く城」のマルクルに続いて3作目ですが、どの役が自分に近いですか。

神木 マルクルかなぁ。普段はすごく元気で、現場でもずーっと喋っているので。「ハウル」といえば、アフレコでは皆さんと別々で録音することが多かったのですが、一度だけ木村(拓哉=ハウル)さんに会えてすごく嬉しかった。王子様みたいで「カッコイイ!」と思いました。

――監督の指導は厳しいですか。

神木 いつも優しいです。ただ、どの役でも、よく「もっと普通に」と言わわれます。

――監督とはしょっちゅう会っていますか。

神木 アフレコの時しか会いません。「星をかった日」で会った時は、「声が低くなっているね」と驚いていました。

――4月から中学生ですものね。これからどんな役者になりたいですか。

神木 尊敬しているのはいかりや長介さん。歳をとってもいい演技ができるように、俳優をずっと続けていきたいです。


「星をかった日」
 砂漠を歩いていた少年ノナ(神木隆之介)は、不思議な女性ニーニャ(鈴木京香)と出会い、彼女の農園で暮らし始める。そんなある日、畑の大きなカブと引きかえに「星の種」をもらう。約16分。3月13日までは、本作に「やどさがし」「水グモもんもん」を加えた新作3本から1本を選んで観られる。美術館は日時指定の予約制。


2006年2月28日  読売新聞)
現在位置は
です