[ジブリ見習い日記](最終回)「コクリコ坂」仏でも上映 川上量生(寄稿連載)
「コクリコ坂から」の評判は本当にいいのです。でも、かわいそうな(宮崎)吾朗監督は駿さんを泣かせた最後の追加シーンを、自分でつくったと父親に信じてもらえてません。次に映画を作らせてもらえるのか、ひょっとしたら「コクリコ坂から」で最後になるのかもしれず、微妙なかんじです。 そんな「コクリコ坂から」の公開ですが、まだぜんぜん終わっていません。ジブリ映画はお盆のピークを過ぎてからが長いのです。去年7月公開の「借りぐらしのアリエッティ」なんかは、ある地方の映画館では、今年の6月でもまだ上映していて、ゴールデンウイークには満席になったりしてたらしいです。「コクリコ坂から」もいつになったら終わるのやら。 とはいえ、そろそろ僕もきちんとけじめをつけなければいけません。ある日、鈴木プロデューサーに切り出しました。「『コクリコ坂から』のあともスタジオジブリにいたいんですが……」 そして僕のジブリでの修業はまだまだ続くことになったのです。ジブリのみなさんとドワンゴのみんなも、そしてこの連載を読んでいただいたすべてのかたにも心から感謝いたします。 (スタジオジブリプロデューサー見習い兼株式会社ドワンゴ代表取締役会長 川上量生)
◇かわかみ・のぶお ※本連載は読売新聞夕刊で毎週金曜日に掲載しているものです。 (2011年8月30日 読売新聞)
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