小林香織「SEVENth」
自由な音世界広がる
サックス奏者の小林香織が、新作「SEVENth」(ビクター)を出した。初めて自身のプロデュースで挑んだ作品。「すべてが推し曲。福袋のような作品に仕上がった」と胸を張る。
歯切れのいいピアノのフレーズが印象的な「個性派モチーフ」、ロック色の強い「LAST GAME」など、各曲の色合いは様々。ショパンの「ノクターン第2番」にラテン風の快活なアレンジを加えたり、津軽三味線奏者の浅野祥と共演したりと、自由な音世界が広がる。
「イメージを限定する歌詞がないのがインストゥルメンタルの良さ。どうとらえてもらってもいい」と語る。真夏のイメージで作った「ノクターン」が友人からは「クリスマスみたい」と言われたという。「『England Funk』は、元気がいいようで、物悲しい感じにも聞こえるでしょ!? ユニセックスなところが気に入っているんです」
2005年のデビュー以来、ほぼ毎年アルバムを発売してきた。タイの音楽業界から「アジアで最も美しいサックス奏者」という称号を得るなど、アジアでも人気を得ている。今作は台湾のジャズチャートで首位に輝いた。
(2012年2月23日 読売新聞)
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